今年に入っても、ボウモア1993のリリースが続いています。
2/19のWHISKYLINKイベントでも1種の1993(キャンベルタウンロッホ10周年)と、1966、1968、1969のボウモアを提供 させて頂くことが出来ましたが、参加者の皆さんとも、「最近リリースされている1993は、1969のジャッコーネボトル(#6634)とキャラクターが 似ている」という共通認識ができたかなと感じています。これも短年熟成であることが何より類似キャラクターをもたらしているのだと思いますが、シェリーの 影響下になければ、煙・ヨードが前面に出てきて、ボディ にはバニラコーティングが感じられ、バーボン樽由来の成分が他の果実感や甘みに勝っている印象があります。
そんな中で、私にとって特に秀逸な印象だったのが、キャンベルボトルと、LMDW向けの2本。
TWAのパーフェクトドラムに絞ってみると、日本国内では以前から2NDを押す声が多いのですが、何度試してもやっぱり私の好みは1ST(16yo 59.9%)みたいです。
今日気づいたのですが、WhiskynoteのRuben氏が記事にされていました。
http://www.whiskynotes.be/2011/bowmore/bowmore-1993-whisky-agency/
1STのバニラ感が本当に良く、暖かみがあって、よりフルーティーであると述べられています。
先ほど再びジャッコーネ69(#6634)、ブーケット66、TWA1STを試してみましたが、1STを未開栓でこのまま放置すると、ややバーボン 色はキツく甘みは足りないものの、輪郭とテクスチャーがジャッコーネ、香りやボディでブーケット66に分厚く存在する「鶏の皮のように横たわる、ボウモア 独特の”南国果実感とレイヤーをつくる麦のフタ”(これが暖かみに作用するのか?)」が1STにはある気がして、その点だけでボウモア・ラヴァーの琴線に 触れる、記憶を呼び覚ます何かがあるように思ってしまうようです。
マニアック過ぎる文章で申し訳ございません;
(アルコール度数も他のパードラ93より近いですから、その要素も大きいと思いますし、単純に過去との比較でボウモアの回帰路線を喜んでいるだけなのかもしれませんね。。。)