c1978 |
【ファースト】: 燻製
煮干 動物的 生ハム チーズで行けばカマンベール 丸みがある膨らんだテクスチャ
焦げた醤油 漬物(タクアン) 赤だし 革(ワークブーツ 年季が入った革ジャン)
【ミドル】: ボディ膨らむというよりはゆるやか
しみ込む 水分の層と麦の層がある
【フィニッシュ】: 緩やか ししとう
燻製されたコーヒー なめらかにしみ込む 瑞々しい
ヒデ麻呂氏主催の「タムデューを飲もう」提供ボトル。
タムデュー オフィシャル8年トールボトル。70プルーフ。
このボトルは同時にテイスティングさせてもらった8本の中でも、一番和風というか「ダシ」の風味を感じたボトルでした。
熟成年数が8年と若くなおかつ加水されていて、瓶詰めされてから40年を超える月日が流れたからこその深い香りなのだと思います。
燻製されやや焦げた感のある穀物の香りの奥から、アルコール感と共に食欲をそそるクセになりそうな要素が沸き上がってきます。
ボディの様子を伺うと、儚く舌に染みこんでいくようです。フィニッシュはさすがに緩やか。
8年熟成で乳酸がより多く残る中、エタノールと他の成分から出来ていた結合の一部が長い時間をかけてゆっくり加水分解されたものと思われます。
枯れていながら優しく瑞々しい。。。短期熟成オールドボトルの魅力を十二分に感じさせる1本。
何杯でも飲みたくなります。
#タムデュー