【Ust】Ustreamは世界を変えるか?【Twitter】
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デジタルステージ社の「VJソフト」プロモーションを兼ねた26時間生放送が、「インターネットの世界を変える」との前評判通り、素晴らしい内容ですので今のうちに記事にさせていただきます。
昨年末ソフトバンクの孫正義氏がユーザーからの一声でUstreamのスタジオ作製を確約し、3/21にはNHKの「メディアをテーマにした」の評論放送(?)がTwitter上にて本放送の2時間前に決定、
津田大介氏、堀江貴文氏、上杉隆氏、小飼弾氏、山本一郎氏、川上量生氏が参加し、Ustreamで画期的な生中継が行われたばかり。
革命的Ustream放送”「激笑 裏マスメディア~テレビ・新聞の過去~」の裏側
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1003/23/news045.html
しかしながら、Ustream放送自体がまだまだ「ダダ漏れ」と評されるとおり画質、音質共に「滑らかな視聴」に耐えられるレベルとは言い難く、一過性のムーブメントではないかという評価があるのもまた事実。
そんななか4/3夜から放送されたのが本番組。
20世紀終盤、 世界中のVJシーンのデファクトスタンダード(世界標準)とまで言われたモーションダイブが、 次の<映像と音楽とプレゼンテーションの未来>を提示します。 それはつまり、motion diveからUSTREAMの放送ができるようにするということ。 そして今回のプロジェクトは、あなたと一緒に「どんなソフトにするか」の意見を TwitterとUSTREAM上でディスカッションして、方向性やソフトの仕様を決めていきます。 あなたがプロジェクトのメンバーとして参加し、どんなプロジェクトにしていくのかを議論し、 その結果、あなたの声がプロジェクト全体の方向性に影響を及ぼします。 映像の可能性、プレゼンテーションの可能性、ソーシャルメディアの可能性。 すべてがひとつになる、新しいmotion dive PROJECT。 参加メンバーは、あなたです。だから、部活動。 僕らデジタルステージも、ビジネス抜きでみんなと新しい時代をつくるために動きます。 http://www.digitalstage.jp/lab/
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これだけでは何とも良くわかりませんが、さすがネット創成期からヴィジュアルジョッキーソフト、ネット放送をソフトウェア開発から支えてきた企業だけあり、使用機材のレベルが高く、一般に揃えられそうな範囲であってなおかつ高品質なチョイス。
音声的にはまだまだ改良の余地がありそうですが、ネット回線自体を本放送のために「太くした」効果もあって画質は良好。
さらに深夜には元マイクロソフト日本法人代表であった古川氏らを招いて、「Ustreamと表現の未来」を熱く対談、生放送されました。
シンプルにまとめると、UstreamのアドバンテージはTwitterとの連動ということになるのでしょう。
Ustream放送を閲覧するページ右側には各放送ごとに「ハッシュタグ」を設定することで、当該タグを記載したユーザーのTweetがリアルタイムに表示され、放送する側と視聴者側との「双方向通信が、強制感なく」成立します。
この強制感がないところが大事なのでしょう。またTwitterのアカウントであれば、ある程度の「ヒモ」がつく。このあたりの壁の低い責任感がまた便利なのだと思います。
ニコニコ動画も似たようなサービスではありますが、その匿名性から批判が多く、出演者側が「読みたがらない」事態になることも多い様子。
また放送枠の取得の自由度の面でもUstreamの方が有利でもあり、さらにムーブメント創成期に特に重要な法的インフラを考えると、やはり「米国で許されているから日本でも」の流れが、いまだに必要なのかと残念な再実感を覚えました。
新たなインターネット上での動き、ぜひ皆さんも参加されてみてはいかがでしょうか?
なんとなく1990年代に似た「新鮮な驚き」を体験できると思います。
26時間生放送中、とはいえ4/3深夜にあまりに熱を入れすぎてしまったためか、4/4 14:00現在は休憩がち。
18:00から気合いを入れてやりますとの告知がされています。
#時事