【速】スプリングバンク Springbank 1964 (46%, OB, Black Label
with White Letters & Big” S”, 75cl)
c1998
【ファースト】:赤みを強く帯びた濃い琥珀 チョコレート アルコール感は程よい プルーン 杏 オレンジピール 湿った木材 木の樹脂 乾燥したシイタケ 木材は古い感覚 時間と共にやや煙い サラミはない しかし透明感のあるオイルがある
【ミドル】:ボディは広がる感覚 チョコレート 奥にやはりストロベリー 焦げた麦感 イチジク マンゴー パッションフルーツ グレープフルーツ 甘みの感覚が全くべたつかない
【フィニッシュ】:返り 鼻抜け良好 ドライに切れ上げる 乾燥した麦感 やはりイチゴジャム そしてシェリー由来の渋み
なかなか飲める機会のない本ボトル。加水タイプではあるものの60年代中期はスプリングバンクの人気を決定付けた年代であり、そのなかでもOB、64年ヴィンテージ、シェリーカスクは限定的。(オフィシャルでは64明記のカスクストレングスは私の資料には記載がありません、ボトラーズではいくつか存在)
なんとも言いようがないのですが、複雑というよりは濃厚なシェリーに隠れたスプリングバンク独特のフルーティーなフレーバーを探しにいくという感覚。
グラント、ファークラスの同年代と似ている印象はやはりあって、表面上のニュアンスは同じでも探し当てられるフレーバーや後味が違うと。あとは好みの問題でしか優劣をつけることが出来ないでしょう。
ずっと記憶に残るであろう1本です。
#スプリングバンク