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バーテンダー同士の対話

いやぁ新年のご挨拶においでいただいて、皆さん誠に有難うございます。

今日から、お仕事の方から今日までお休みの方から本当に嬉しいですよね。

そんな中、今日は先輩バーテンダーが仕事終りに寄ってくれました。

新年の御挨拶と言わんばかりに「マティーニ」のオーダー。

相変わらずです…。

先輩バーテンダーから受けるこの洗礼的なオーダーにはいつも痺れます。

まぁいつもの通りお作りするんですが、ここ最近というか去年からマティーニに対して色々と考えてしまうときがあります。

探究心の旺盛の僕にとってはマティーニに限らず様々なカクテルに対してこれで良しという物はないのです。

その中でも、一番考えることは提供する側とお客様側の気持ちのフィーリングです。

お客様の状態に合わせて味の微調整をしていく。

これもバーテンダーの仕事です。

だからそれが一致した時は本当に嬉しいものなんです。

そんなことを先輩バーテンダーと話していました。

こんな時間を年始に頂くと今年のテーマが明確化されていくような気がします。

たぶん、僕のカクテルを評価していない方も多いことでしょう。

そしてそれを、他のバーテンダーに言う方も多いでしょう。

未熟といわれれば、そうかもしれません。

好みもあるんだと思います。

でもこれだけは言わせてください。

僕達バーテンダーは、努力を怠ってわざと美味しくないカクテルを作っているわけではありません。

バーテンダーも人それぞれ。

ならば、同じマティーニでもバーテンダーの数だけ違う味わいのマティーニがあるんです。

もしかしたら、マティーニは違うバーテンダーの方の作る方が好みだけど、サイドカーはこの人が作る方がいい。

なんていう感じで愉しむのもいいと思うんです。

どちらにしても、もっともっと美味しいカクテルを皆さんに御提供出来るように今年も追求+探究を続けていきたいと思います。

#バーテンダーの独り言

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