7月で32周年を迎えた当店Left Alone。
それを記念して7月24日(もう1週間前になりますが・・・)、32年というJAZZハウスの強みを活かし32周年企画として、芦屋Wishsさん、サントリービア&スピリッツさんの協賛、協力のもとJAZZ and WHISKYを開催した。
内容はJAZZの各パートを各シングルモルトモルトウィスキーと重ね合わせ試飲、最後は!。。。な企画(笑)
まずは今回、こちらの無理を快く聞いてくれプロの目線で対応していただいた、メンバーのご紹介。
ドタバタで急遽の以来にも対応していただいた、さすがはプロ!という、司会の増井孝子さん。
Left Aloneには定期的に出演していただいている、関西を代表するジャズメン達、唐口カルテット。
右からバンマスのトランペット:唐口一之 ベース:西川サトシ(西川さん、こっち向いて~) ドラム:北岡進 ピアノは芦屋の「殿」ことラフロイグ好きな岩佐康彦!
メンバーは皆、ウィスキー(酒全般)好きという事、演奏の柔軟さを考えたらこの人達しかいませんでした!
今回一番無理難題を言って困らせたのにも関わらず、いつも笑顔で対応していただいたサントリービア&スピリッツのウィスキーアンバサダーの柿本雅紀さん(右)営業担当の今村晋太郎さん(左)
いい笑顔ですね~。柿本さんは少し緊張気味(笑)
まずはスタンバイ。
ウィスキーはジャズでいうとカルテットの4種を用意。
※以下()内は各ウィスキーをその成り立ち 味などをジャズの各パートの音楽性 役割をLeft Aloneなりに考え当てはめたもの。
マッカラン12年 (トランペット)
グレンフィディック12年(ピアノ)
オーヘントッシャン12年(ベース)
ボウモア12年 (ドラム)
卓上に用意されたサントリー天然水は芦屋Wishさん、ご協賛。
6時半会場。
そろそろ、お客様がご来場。
7時開園。
まずはオープニングで1曲
つづいて、ウィスキーアンバサダー柿本氏による、ウィスキーの楽しいお話。
製造工程 上記4種のウィスキーの成り立ち、風味、味を分かり易く解説していただき、各ウィスキーを各ジャズのパートに当てはめ試飲
①グレンフィディック12年:柔軟で幅広い飲み方に適しているウィスキー。楽器で例えるとピアノ、柔軟で誰からも親しまれながらも演奏家の個性を主張できる楽器。 と、解説しつつ→グレンフィディックをイメージしたピアノのソロ演奏を聴きながらグレンフィディックを試飲。
②オーヘントシャン12年:少し一般的には馴染みのないウィスキーではあるが、スコッチウィスキーでは稀な3回蒸留でいう個性の持ち主。分かりずらい楽器ではあるが、ジャズでは唯一無二欠かせない楽器→ベースソロ演奏 試飲
③マッカラン12年:言わずとしれたシングルモルトウィスキーのロールスロイス!。サックスと並びジャズを代表するような楽器→演奏 試飲
④ボウモア12年:個性は強く苦手な飲み手は苦手、ただハマればハマる。まさにドラム!激しく叩けば、情熱的に、小さくシンバルを鳴らせば演奏のスパイスに、ブラシで鼓すれば甘く滑らかに→この3ッのイメージで演奏 試飲
その後、Left Aloneの広東料理をたのしみつつご歓談。
そして。。。
個々のパートの個性が交じり合い、ひとつの演奏になる!=ウィスキーに例えると、個性豊かなシングルモルトウィスキーが混じりあい(ブレンデットはグレンもはいりますが・・・そこは今回は横に置いといて)ひとつのブレンドウィスキーになる!をテーマに、ジャズの演奏と重ね合わせ、4種のウィスキーを演奏を交えつつお客様にブレンドしていただくという試み!
ここも演奏を交えつつお客様のイメージでブレンドしていただく。
スタッフのアドバイスの元、ブレンド。
①まずはジャズでいう事のベース、まずはベースになるオーヘントシャンをグラスに入れる→ベースソロ演奏
②次はコードのピアノ、ベース+ピアノの演奏を聴きながら、コードとなるグレンフィディックを(ピアノ)グラスに入れる
③演奏にリズム(ドラム)を入れましょう、ベース+ピアノ+ドラム、リズムであるボウモアを少ぉーし入れてみましょう
さぁ、そろそろ演奏=ブレンドになってきました。
④最後はメロディーとなるトランペットが入る→カルテットでの演奏 最後のグレンフィディックをグラスに
ご常連さんの泡盛マイスターもブレンドブレンド。
今回、ご協賛いただいた芦屋Wishさんの山本さんご夫婦も試飲。こちらはソムリエの資格も持っておられる。
ブレンドブレンド
司会の増井孝子さんにも、スタッフがブレンドしたウィスキーを嗅いでもらう。
皆様、ワシのブレンドはあーだこーだと楽しそう
そして、同じカルテットで同じ曲を演奏していても、こうも曲が変わる!=同じウィスキーを使っていても、その配合でブレンドウィスキーは変わる!というテーマでオータムリーブスを2度演奏。
まずはトランペットがミュートを利かせた、マイルスのサムシングエルスのオータムリーブスの様な演奏
唐口さんに、今の演奏の解説をしてもらう。
「ちょっと聴いてよぉ~」と囁くような演奏、と唐口さん。
それを踏まえ、そのイメージでお客さんのサジ加減でウィスキーを足していく。
次は少しドラムを利かせた、ラテンのリズムのオータムリーブス
打って変わってリズムの良さに、お子ちゃまもノリノリ さすがですねー、某大阪の楽器店のしかもお母さんがピアノの先生(ウィスキー好きと来たもんだ!)のお子さん、リズムがいい
皆さん、ボウモア(リズム)を上手く入れれたかなー。
中には、ワシのウィスキーはどやっ!と上機嫌なお客さんも
その後もお料理、ウィスキーを楽しむ。
泡盛マイスターの常連様がお祝いで持って来ていただいた甕の泡盛をカウンターで皆で飲む こうばしくて美味しかったー
打ち上げ。
いつもは車で来てお酒は飲まないドラムの北岡さんも、この日ばかりは電車でウィスキーを飲む
殿岩佐さんはいつもはラフロイグだが「あのオッサンちょうだい、オッサン!」とオーヘントシャン(笑)
柿本さんもホッとした様で顔から緊張が抜け、満面の笑みでハイボールを飲む
皆様お疲れ様でした!
そして、32周年をお祝い、このイベントにご参加していただいた、お客様に感謝!ありがとうございました!
数日後、当店Left Aloneとは振興をさせていただいている鳥井信吾さんからウィスキーをPRしていただいて、ありがとう!という直筆のお手紙をいただいた