僕が勤めているお店には、お酒とパイプ煙草の両方を楽しまれるお客様が数多く来店されます。
僕はまだ本格的にバーテンダーの修行を始めてから1年位なのですが、
この店で知った「パイプ煙草の煙」と「スコッチウイスキーの味や香」にはなぜか似ているものが多く、
例えば、スコッチウイスキーに感じられる「甘くフルーティーな香」や「ナッツっぽい香」などは、
パイプ煙草の葉っぱでも同じようなものがあり、(チェリーやピーナッツ、バニラなどの香のつけられて
いるものがあります)こういう系統の甘い香のする葉っぱは、男性女性問わず人気で、
特に多くの女性のお客様は、市販の紙巻煙草(所謂普通の煙草です)の煙はNGでも、
「甘いパイプ煙草の煙は全然平気」だとよくおっしゃいます。
でもその一方で、アイラモルトのように癖の強いウイスキーがお好きなお客様は、
やはりパイプ煙草の葉っぱでもすごく煙たい香のするものを好まれる傾向があり、
「煙たい香のするウイスキー」と「煙たい香のするパイプ煙草の煙」を
ゆったり、マイペースに楽しまれています。
そんな姿を見ていると、こちらまでリラックスした気分になれます(笑)
「やっぱりウイスキーとパイプ煙草って相性がいいものなんだなぁ」
と単純に思ってしまいます。