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諸行無常 【沢登り】

  こんにちは。

 最近は気候的なこともありあんまり沢を登っていない酒井です。

 縦走などはしていますので、山中で沢を見かけると、やはりウズウズしてきます。

 はよ温かくなれーい!!!

 それまではスノーボードを楽しんどきましょうかっ♪

 さてさて本日は去年の晩夏に行ってきました、沢登りの記録です。

 奈良と和歌山をもの凄い台風が襲ったあとです。

 とはいえ、キレイな写真が多かったのでぜひご紹介したかったのです。

 では早速。

 9月始めのあの奈良と和歌山に猛烈な雨を降らせた台風12号(数字あってるかな…?)の2、3日後の沢登りのお話。

 林道が崩れまくっている大峰・台高方面は避けて、鈴鹿の名渓「元越谷」へ。

 20110906鈴鹿元腰谷:

 入渓地点までの林道歩き。一昨日の台風12号のおかげでグズグズです。そこら中水があふれ出てきている。大丈夫なんだろうか?

 20110906鈴鹿・元腰谷:ええ天気1

 …ただし、お天気は最高♪ 

 台風の後だから空が澄んでいてキレイ♪ これならバシャバシャ水遊びできそうやねっ!

 20110906鈴鹿・元腰谷:水が…

 水がエメラルドグリーンでとても綺麗な谷だと記録には載っていたが、やはり台風の影響(そりゃそうだ、一昨日まであの豪雨だったんだから)で、水量が多く濁っている。ザ・濁流。

 20110906鈴鹿・元腰谷:ジャーンプ

 とりあえず初っ端のここで、ちょっと飛び込んでお遊び♪

 20110906鈴鹿・元腰谷:ドバドバ

 ドバドバ流れる元越大滝。記録で見る大滝の画像よりも遥かに水量が多い。

 20110906鈴鹿・元腰谷:ええ天気2

 大滝と空。嬉しいのは相変わらず天気がいいこと。

 20110906鈴鹿・元腰谷:探検だい

 こんな感じで腰まで水に浸かりながら。
 
 20110906鈴鹿・元腰谷:へつって

 20110906鈴鹿・元腰谷:へつってへつって

 20110906鈴鹿・元腰谷:またへつって

 濁流に落ちないように、岩にへばりつきながら、登っていきます。流れが凄いのでけっこう恐怖心がありました。

 いやそれにしても、今回初沢登りだというN氏がえ??初めてなの?ってくらい普通に登りはります。
達者なお人だ。

 20110906鈴鹿・元腰谷:流れと木々と空と

 途中休憩の時の一枚。私はこのアングルがめっちゃ!!好きなんです♪

 開けた空から見える青と、両岸から生い茂る緑、そして沢の流れ。まるで絵のようです♪

 20110906鈴鹿・元腰谷:源頭部

 源流に近付いてきた。やっぱりこの空間も大好き。

 20110906鈴鹿・元腰谷:富山ブラック

 今日の昼ご飯は最近お気に入りの富山ブラック。

 20110906鈴鹿・元腰谷:きのこ

 お菓子のきのこの山かと思うほどきのこの山風のキノコ。

 20110906鈴鹿・元腰谷:天気いいね

 詰めあがった登山道から拝む伊勢湾。

 何回言うても飽きないくらいのええ天気。いや~ええ天気やな~♪

 
 …今回の元越谷は、いつもの渓相とは全然違ったのでしょうね。
 
 それはそれで、濁流に落ちるか落ちないかのギリギリのへつりが楽しめたので良かったんですが、やっぱりどの記録を見ても書いてある“小規模ながら出色の美渓”だという普段の姿も見てみたい。

 というよりも元に戻るのだろうか。

 この報告を書いたのは10月半ばくらいでしたが、その時でも奈良の谷はまだまだ相当なダメージを残していた。林道もまだまだ崩れたままのところが多い。川上村役場手前の道路なんて見たことのない規模で崩落していた。迂回路の対岸からその姿をまざまざと見せつけられました。
 
 土砂崩れの規模に恐怖を覚えたのは初めてだった。
 
 大塔の土砂ダム越流のニュースなんてのも去年の10月くらいにありましたね。

 人の力の無力さを思い知らされる。というよりも元々我々の力なんてごく小さなものなのであって、思い上がっていただけなのだと痛感する。

 地震も然り。

 征服や抑制を考えているうちは人類は自然に対して、同じような被害を被り続けるのではないだろうか。
起こって当然のこと、それとどう共存していくか。の道を探るほうがいいんじゃないだろうか。

 と考えてしまわざるを得ない今日この頃。

 山は無言でそこにあるだけですが、その中に飛び込む私はいつもいろんなことを感じるのであります。

 
 
 訂正:
 記事中の画像のタイトルですが、谷の名前の漢字。“腰”ではなく、“越”が正解。間違えました。

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