パンの袋を留めてあるあの水色の(白もあったかな)パズルみたいな形のプラスティックのやつ。
あれ、なんていう名前なのかずっと気になっていたんですが。
先日偶然名前を発見!
その名も「バッグクロージャー」!!!
おおっ!そんな名前やったんか!!
…てか。
カッコよすぎひんか…、その名前。
パンの袋留めるだけにしてはえらいカッコよすぎひんか。
なんやパンの袋だけやなく、何でもピシャリとクローズしてくれそうやな。
地味なその役割と見た目のポップさと、なんだか豪気な雰囲気のクロージャーなる名前がどーも結びつかん。
…と思ってしまう酒井です。毎度です。
ちなみにもうひとつ知った“おおっ!”な名前。
商店街やショッピングモール等の抽選会でよく見かける、六角形や八角形の木製の箱にハンドルがついていてガラガラ回して球を出して抽選するあの道具。
私は「ガラガラ」言うてましたが。
「新井式回転抽選器」。
…て名前らしいです。へぇ~。
さてさて本日は先日観てきました映画のご紹介です。
1983年のイタリア、ミラノ。新しく制定されたバザリア法により精神病院が閉鎖され行き場を失った元患者たちは“協同組合180”に集められ、慈善事業という名の単純作業をしながら無気力な日々を送っていた。
一方、労働組合員のネッロは熱心すぎる活動がたたり、「協同組合180」への異動を命じられる。ネッロはさっそく元患者たちに仕事をする事の素晴らしさを伝えるべく、「床貼り」の作業を提案するのだが…。
デリケートなテーマながら、ほのぼのとした、ユーモア溢れる雰囲気のヒューマンドラマです。しかも実話を基にしているらしいです。
このバザリア法、精神疾患をその人の持つ一特徴(背が高いとか、運動が得意とか、絵が得意だとかいった特徴と同列)として捉え、社会全体で対応しましょうという法律(あくまで私の主観です)。
臭いものにフタをするように、触れてはいけないもののように精神疾患をそっと扱い、専門家に任せてしまう日本とはえらい違いですね。
精神疾患を持つとされる人と持たないとされる人の大きな違いは何なんでしょうか。
健全な社会生活を営めるかどうか??
「よく見れば誰でもみんなおかしいところあるやん。」ていつも思います。
そのおかしいおかしくないの境目はどこから??
誰彼構わずすぐ殴りつける普通の人もいれば、穏やかに日々を笑って過ごす精神疾患の人もいます。
自分の為に平気で他人を傷つける普通の人もいれば、他人の為に自分を傷つける精神疾患の人もいます。
どっちがおかしいの??
精神病院を捨てたイタリア、捨てない日本。
どちらがいいのかは私はすぐにはわかりませんが、全ての人が幸せをつかむチャンスのある社会になればなと思います。
で…ついそんな四角四面なことを考えてしまいがちな私ですが、映画自体はもっと気軽にリラックスして観れるものです。
個性豊かな登場人物たちが、小気味いいテンポで織り成す物語は、笑いあり、涙あり、そして最後に元気をもらえ前向きになれる、上質な人間賛歌。良い映画でした。
オススメします♪
<私的点: 9>