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カリラ

大好きなカリラを列挙します!
 
 
 
カリラ15年(43度、700ml) Caol Ila 
 
蒸溜所は、1846年にヘクター・ヘンダーソンにより創業。1863年にバロック・レイド社が買収し、1879年に拡張と建て直しが行われた。1927年にはDCLの管理下に置かれ、1930年からはSMD、現在UMDGの運営。1972年4月から1974年1月の間に熟成庫を除いてすっかり建て直された。1997年12月、IDV社の親会社グランドメトロポリタン社はギネス社と合併、ディアジオ社となる。同時にグランドメトロポリタン社傘下のIDV社とギネス社傘下のUD社はUDV社として統合された。
 
発酵漕はカラ松製が8基。ポットスチルはストレート・ヘッド型で、1972~1974年にかけての建て替えに伴い、2基から6基(初溜3、再溜3)に増設された。釜のサイズも大きく、アイラ島蒸溜所の中では最大級の生産量を誇っている。仕込用水は、1.5km離れたナムバン湖の水を利用している。年間生産量は310万リットルである。
 
蒸溜所は、文字どおり道の終点にあるもうひとつの蒸溜所の感が漂うA846 の北の終点にある。スティル・ハウスからの風景はスコッチ・ウィスキー業界最高の眺望といえる。カリラ(アイラ海峡)からはジュラ島の山々を展望することが出来る。コンデンサーから出る温水はポンプで海中のコンデンサーへ送り込まれ、冷やされてからスティル・ハウスのコンデンサーに戻され再利用される。
 
アイラ・モルトの中では比較的軽くドライだが、ピート香とヨード香強く、ピリッとした辛さが舌に残り、余韻もながい。一度飲んだらなかなか忘れられない酒。
 
カリラ15年は、UD社当時に発売された「花と動物シリーズ」を構成する品。さらに刺激を求めるアイラ党に贈る超辛口モルト。色調は薄い金色だが、スモーキーでヨードの香りは男性的。塩辛く海藻のような風味が特徴。
 
Caol Ila Distillery、イギリス
 
 
 
カリラ12年(43度、700ml) Caol Ila 
 
カリラ12年は、蒸溜所オフィシャルのニューボトル。2002年6月に市場投入された「ザ・ヒドゥン・モルト」シリーズの一品で「花と動物」シリーズの後継を担う。
 
カリラを筆頭に、以降、クライヌリッシュ、グレン・オード、グレン・エルギンの番で新たなオフィシャルボトルをリリースする。
 
カリラは、12年、12年カスクと18年の3タイプを同時リリース。今年5月に開催された「アイラ・ウィスキー・フェスティバル」にてお披露目された、注目の品々だ。
 
12年物は、アイラモルト特有のピーティーかつスパイシーな香りの上立ち、オイリーなテクスチャー。始めは甘やか、次第にピリピリと舌を刺激し、塩辛い風味が支配的になる。磯臭さ、ゴム臭や焚き火の後の様なキャラクターが嫌みにならない程度に、微妙に絡み合っている。フィニッシュはスパイシーで非常に長い。
 
Caol Ila Distillery、イギリス
 
 
 
カリラ12年・カスク・ストレングス(55度、700ml) Caol Ila Cask Strength
 
カリラ12年カスク・ストレングスは、蒸溜所オフィシャルのニューボトル。2002年6月に市場投入された「ザ・ヒドゥン・モルト」シリーズの一品で「花と動物」シリーズの後継を担う。
 
12年・カスク・ストレングスは、今回リリースされた3種の中で、最もカリラらしいと評判の逸品。燻製の様なスモーキーさ、ヨード香が強烈。但し、ゴム臭は12年物(43%)と比べておとなしい。
 
Caol Ila Distillery、イギリス
 
 
 
カリラ18年(43度、700ml) Caol Ila 
 
カリラ18年は、蒸溜所オフィシャルのニューボトル。2002年6月に市場投入された「ザ・ヒドゥン・モルト」シリーズの一品で「花と動物」シリーズの後継を担う。
 
18年物は、アイラモルト特有のピーティーかつスパイシーな香りの上立ち、オイリーなテクスチャー。口当たりは12年物よりソフトなだが、木香が強く、味わい深い。複雑(リンゴ、西洋ナシ、フローラル、オーク、すみれ、カード、マスト、草、磯臭さなど)で、引き締まったボディの重厚な酒質の銘酒に仕上がっている。
 
Caol Ila Distillery、イギリス
 
 
 
カリラ21年(1975年)(61.3度、700ml) Caol Ila 
 
カリラ21年は、UDV社レア・モルト・セレクションの品。1975年蒸留。
 
Bottle No. 3035
 
Caol Ila Distillery、イギリス
 
 
 
カリラ25年(59.4度、700ml) Caol Ila 
 
蒸溜所オフィシャルの25年物で、極めて複雑な、完成度の高い逸品モルトである。
 
色調:明るい黄金色。
香り:心地よい、煙を感じる塩っぽさと甘さ(焦がして蜂蜜を塗ったハムと缶詰の桃)。加水すると甘さとオイリーさや、心地良い柑橘系の酸味・軽い塩と良い香りのスモーキーさが増す。
ボディ:ミディアム、オイリー、滑らか。
味 :まず、甘い草の香りが混じる強いスモーキーさが来る。中心は蜂蜜を塗ったハムの香りが強まりとても甘い。分厚く深い味わいだが最初に感じたフレッシュさは維持している。
後味:ドライでとても長い余韻。焦がしたような塩っぽい甘さが続く中、まだ蜂蜜ハムを思い起こさせる。
 
Caol Ila Distillery、イギリス
 
 
 
カリラ1990年 マンサニージャ・フィニッシュ(43度、700ml) Caol Ila Manzanilla Finish
 
イアン・マクロード社「チーフテンズ」シリーズの一品。通常のシェリー樽熟成と違って、辛口のマンサニージャ樽を使ったレアなカリラだ。元来、カリラの持っているアイラらしい潮風とピートの風味にヘレス地方の潮風が重なり合った味わいが絶妙。1995年1月蒸留、2005年3月瓶詰の10年物。
 
WOOD TYPE     : Manzanilla Finish  DISTILLATION DATE : January 1995
CASK NO.      : 90121-90122        BOTTLEING DATE    : March  2005
NO.OF BOTTLES : 1974
 
イアン・マクロード社は、「ヘッジス&バトラー」「アイル・オブ・スカイ」等のブレンデッドウィスキーの銘柄を持ち、英国でのグレンファークラスの発売元でもある。モルトウィスキーでは「マックロード」「チーフテンズ・チョイス」銘柄を発売してきた。後者は2年ぶりにリニューアルされ、シリーズ名も「チーフテンズ」に変更された。
 
Ian Mcleod、イギリス
 
 
 
カリラ1992年 メドック・フィニッシュ(56度、700ml) Caol Ila 
 
イアン・マクロード社「チーフテンズ」シリーズの一品。
 
やや赤みを帯びたカリラ。実は、フランスのメドックワインの樽でフィニッシュをかけた異色作。ボルドーのフルーティーな甘味と、アイラ島を代表する潮風やピートの香りが見事に融合しており、やさしい酸味と湧き出るようなスモーキーな味わいで樽熟成の新しい一面が見出せる面白い一本。1992年蒸留、2004年瓶詰の12年物。
 
Ian Mcleod、イギリス
 
 
 
カリラ1991年 ポート・フィニッシュ(46度、700ml) Caol Ila Port Finish
 
シグナトリー・ヴィンテージ社のリーズナブルなラインナップ「アン・チルフィルタード・コレクション」の1品。1991年蒸留、オークカスクでの熟成の後、ポート樽で仕上げの熟成を行ったもので、2003年瓶詰の12年物。サーモンピンクの色調が印象的。
 
Distilled on: 28th January 1991, Bottled on: 28th January 2003
Cask No: 02/1001, Bottle No: 86/1112 
 
Signatory Vintage Scotch Whisky Co.、Ltd.、イギリス
 
 
 
カリラ1990年 ポート・ウッド・フィニッシュ(40度、700ml) Caol Ila, Port Wood Finish 
 
ゴードン&マクファイル社が2002年にリリースした「プライベート・コレクション」の新作。カリラ蒸溜所産モルトを厳選、ポートワイン古樽で仕上げの熟成を行った限定版。
 
1990年ポート・ウッド・フィニッシュは、1990年1月31日蒸留、2001年9月瓶詰の11年物。1950本限定。
 
CASK No. 99/47 1,2 BOTTLE No. 0209/1950
 
Gordon & Macphail、イギリス
 
 
 
カリラ1990年 ラム・フィニッシュ(43度、700ml) Caol Ila 
 
イアン・マクロード社「チーフテンズ」シリーズの一品。仕上げの熟成にラム樽を使用した意欲作。1990年3月蒸留、2001年6月瓶詰の11年物。
 
WOOD TYPE     : Rum Finish     DISTILLATION DATE : March 1990
CASK NO.      : 90201/90205    BOTTLEING DATE    : June  2001
NO.OF BOTTLES : 1540
 
Ian Mcleod、イギリス
 
 
 
カリラ1988年 カルヴァドス・ウッド・フィニッシュ(40度、700ml) Caol Ila, Calvados Wood Finish
 
ゴードン&マクファイル社が2000年秋にリリースした「プライベート・コレクション」の一品。カリラ及びインペリアル蒸溜所産モルトを厳選、カルヴァドス、クラレット(シャトー・マルゴー)、コニャック古樽で仕上げの熟成を行った限定版。
 
同社ディレクター、J・アークハートのプライベート・コレクションという趣向。
 
何れもシングルカスク。ラインナップは、以下の通り。
 
■カリラ   1988年 カルヴァドス・ウッド・フィニッシュ (限定2400本)
■カリラ   1988年 クラレット ・ウッド・フィニッシュ (限定2100本)
■カリラ   1988年 コニャック ・ウッド・フィニッシュ (限定3100本)
■インペリアル1990年 カルヴァドス・ウッド・フィニッシュ (限定3500本)
■インペリアル1990年 クラレット  ・ウッド・フィニッシュ (限定3100本)
■インペリアル1990年 コニャック  ・ウッド・フィニッシュ (限定??本)
 
1988年カルヴァドス・ウッド・フィニッシュは、1988年10月26日蒸留、2000年8月瓶詰の12年物。セカンドフィルのバーボン・ホッグスヘッドで10年間熟成させカルヴァドス(フランス産リンゴのブランデー)の樽で2年間の熟成を行っている。
 
CASK No. 97/404 1,2 BOTTLE No. 0164/2400
 
 
Gordon & Macphail、イギリス
 
 
 
カリラ1988年 クラレット・ウッド・フィニッシュ(40度、700ml) Caol Ila, Claret Wood Finish 
 
ゴードン&マクファイル社が2000年秋にリリースした「プライベート・コレクション」の一品。カリラ及びインペリアル蒸溜所産モルトを厳選、カルヴァドス、クラレット(シャトー・マルゴー)、コニャック古樽で仕上げの熟成を行った限定版。
 
1988年クラレット・ウッド・フィニッシュは、1988年10月26日蒸留、2000年8月瓶詰の12年物。セカンドフィルのバーボン・ホッグスヘッドで10年間熟成させてクラレット(シャトー・マルゴー)の古樽で2年間の熟成を行っている。
 
CASK No. 97/307 3,4 BOTTLE No. 0171/2100
 
Gordon & Macphail、イギリス
 
 
 
カリラ1988年 コニャック・ウッド・フィニッシュ(40度、700ml) Caol Ila, Cognac Wood Finish 
 
ゴードン&マクファイル社が2000年秋にリリースした「プライベート・コレクション」の一品。カリラ及びインペリアル蒸溜所産モルトを厳選、カルヴァドス、クラレット(シャトー・マルゴー)、コニャック古樽で仕上げの熟成を行った限定版。
 
1988年コニャック・ウッド・フィニッシュは、1988年10月26日蒸留、2000年8月瓶詰の12年物。セカンドフィルのバーボン・ホッグスヘッドで10年間熟成させてコニャックの樽で2年間の熟成を行っている。
 
CASK No. 97/307 1,2 BOTTLE No. 0170/3100
 
Gordon & Macphail、イギリス
 
 
 
カリラ1988年 シェリー・ウッド・フィニッシュ(40度、700ml) Caol Ila, Sherry Wood Finish 
 
ゴードン&マクファイル社が2001年にリリースした「プライベート・コレクション」の一品。カリラ蒸溜所産モルトを厳選、シェリー樽で仕上げの熟成を行った限定版。
 
1988年シェリー・ウッド・フィニッシュは、1988年10月26日蒸留、2001年9月瓶詰の13年物。975本限定。
 
CASK No. 97/330 1,2 BOTTLE No. 0890/975
 
Gordon & Macphail、イギリス
 
 
 
カリラ1990年(57度、700ml) Caol Ila 
 
クライスデール・ブランドのカリラ蒸溜所、1990年蒸留1998年瓶詰めの8.5年物。淡い金色の輝きを持つ麦藁色。焦げたヘザーの根の香りを伴う、殆ど煤の様、ドライでほんの少々の甘さと薬臭い感触僅かに伴う。味わいは、ドライかつ円やか。リッチさに仄かな甘味伴うビッグなボディ。どっしりしたピートのキャラクターには圧倒される。ビッグなボディとパワフルなスモーキー・フレーバーが長い余韻を湛える。
 
シングルカスク仕様の樽出しモルト。これぞアイラ・モルトと明言したくなる銘酒。熟成年数が9年弱と若いモルトだが、ライト化傾向を示す最近のモルトに比較して非常にヘヴィでリッチな重量感が楽しめ、かつてのアイラ・モルトを彷彿とさせる逸品だ。
 
Distilled February 1990、 Bottled November 1998
From Cask No. 2531、 Bottle No. 114 of 234
 
Original Scotch Whisky Co.,Ltd.、イギリス
 
 
 
カリラ1989年(46度、700ml) Caol Ila 
 
カリラ1989年は、Rossi & Rossi 社「Wilson & Morgan」ブランドのバレル・セレクション中では比較的珍しいヴィンテージ・ボトルの8年物。1989年蒸溜、1997年瓶詰。
 
ウィルソン&モーガンは、イタリア・トレヴィーソ(ヴェネツィア北の衛星都市でベネトン本社がある)に本社を置くロッシ&ロッシという、元々グルメショップを経営していた会社がスコットランドから輸入しているスコッチ・モルトの商標。
 
ロッシ&ロッシは、過去に、ゴードン&マクファイルやW・ケイデンヘッド等のモルトを輸入していたが、品質の低下を憂慮するにあたり自らスコットランドの、モルトのオープンマーケットでできの良い樽を見つけてきてはエジンバラにあるシグナトリー社に瓶詰させ商品化。イタリア国内に輸入し、独自ルートで北イタリアを中心に有名なグルメショップやミシュランの星付きレストラン等の顧客に直接卸している。
 
Rossi & Rossi、イタリア
 
 
 
カリラ1981年(43度、700ml) Caol Ila 
 
1981年は、ゴードン&マクファイル社「コニサーズ・チョイス」の一品。1995年にボトリングされたもの。
 
Gordon & Macphail、イギリス
 
 
 
カリラ13年 ペドロ・ヒメネス・マチュワード(54度、700ml) Caol Ila
 
アバディーンに本拠を置くメイトランド社「サウンド・オブ・アイラ」シリーズの1品。サウンド・オブ・アイラとは、英語で”アイラ海峡”の意。
 
カリラ13年は、ペドロ・ヒメネス・シェリー樽で熟成させた、変わり種の13年物。カスク・ストレングスでのボトリング。アイラ島産モルトとしての特徴と、ペドロ・ヒメネス・シェリー樽由来の、芳醇でフルーティーな風味のバランスが楽しめる。 
 
Maitland Co.,Ltd、イギリス
 
 
 
でした!
 
他人の色に染まり易いカリラではありますが、
 
自身のキャラクターを追求しても、
 
面白い素顔を見せてくれるものです(笑)
 

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