蒸留所限定ボトルを紹介
去年行ったときに買ったもの。
distilled:1999
bottled:18.10.2010
の10年もの。
caskNo.861です。
このモルトとの出会いから
軽井沢に強く惹かれるようになりました。
自分の中では、衝撃的な出会いとなりました。
前述しましたが、これは母と草津へ行く旅行の
途中に軽井沢に立ち寄ったので、その時購入。
まず、この黒々しい色が気になりました。
シェリー樽に寝かせれば琥珀色は付く。
しかし、ボトル越しに向こう側が見えないほどに
色が付くのであろうか??
一体どんな味が付いているのだろう・・・
抑えきれない疑問を解決すべく買った1本です。
1本5000円という価格はやや躊躇いましたが
せっかく来たことだし。ということも後押ししました。
※このときは閉鎖の話はまだなかったし
もちろんウィスキーは買ってましたが
オフィシャルが中心で5000円を超えるモルトは
数本しか所有していませんでした。
家に帰ってきて空栓したときの記憶は今でも鮮明です。
ボトルの口からあふれ出す芳香。
今まで嗅いできた多くのシェリー香より鮮烈に鼻を貫く。
その後に追いかけてくるバニラ。ダークチョコレート。硫黄。
芳香だけでおなかが一杯になる気持ちでした。
テイスティングでまた感動。
シロップのような甘みを感じたと思うと、すぐさまシェリーが
追いかけ、その後にやや灰汁っぽさというか焦げた木っ端の感じ
最後にまたシェリーの酸味を感じ、舌の奥の方でズキズキ
飲み込まれまいと刺激を与えてくる。
こんなウィスキーには出会ったことがなかったので
なおさら印象的でした。また、飲みなれていない軽井沢
という点でも、発見と収穫は大きかったですね。