サマローリ
エボリューション2013。
以前のサマローリといえばプレミアムレンジの連発で
憧れの的でしたが、ココ最近は若干息を潜めがち。
多くのボトラーが誕生し、いろいろな製品が
出てきて、相対的に割高感を感じてしまったり
先を越されていたりと、ボトラー業界も大変です。
今回の出品はエボリューション2013。
実は、初めて頂きました。
セミナーにも参加しましたけども注力っぷりが
ビンビン伝わってきます。
50年代、60年代のすばらしさを将来へ残すために
作られたのがこのエボリューション。
古いカスクからはフレーバー
新しいカスクからはボディーを得て
バッティングしたあとにキュッベ(後熟)させる。
コンセプトは
エレガント・ハーモニー・シンメトリー・リズム。
バッティングしている製品ですから
近郊を崩さないというあたり、シンメトリーという
言葉に表現されていると思います。
また、口に含んだ後の広がりや表情の変わり方が
リズムとなって感じられるかなと。
テイスティングしてみると
モルトの小さな雫は唇から舌の上で拡散し
口全体にフレーバーが広がります。
主体はシェリーを基幹としたランシオ。
濃厚な甘みの奥から湧き出る爽快感。
カスクストレングスですがバランスのよさが
それを感じさせにくくしています。