今日、若旦那にもらった松茸をどうしていいのかわからず生のまま醤油をかけて食した参段です。う~ん美味しかったけど・・・火を通したらもっと美味しかったよなぁ。
今日は・・・いえ・・・10月に入ってからずっとまったりとしまくっている猫バーに一人のお客様がいらっしゃいました。”ガチャ”おぉ~!ウエルカム!お客様ぁ~!静かぁ~な猫バーへようこそ(笑)その方は僕に料理の事などを色々と教えてくれるえて吉様でした。
どうもぉ~!雨が降って来ているのにお越し頂いてありがとうございます!タリスカーソーダから入ったえて吉さんの次なるオーダーは・・・”ジャックローズ”。それを作っていると、えて吉さんは「グレナデンの分量を変えたらどうなるやろ?」と言いました。う~んどうなるんだろう・・・実践してみると当然ですが、グレナデンを少なくした方がさっぱりとしていました。普通の分量でもそんなに甘さは感じませんでした。それから二人してグレナデンシロップとガムシロップの飲み比べをしていました。
それから話は発展して「ジントニックでジンにこだわる人が居てると思うけど、実際の所そんなに味の違いって大きいのかなぁ。」という話になり、好奇心旺盛な参段はそれぞれ同じ条件で飲み比べたらわかると思い、ジンを4種類飲み比べる事にしました。
写真左からゴードン(40%)、ボンベイサファイヤ(47%)、タンカレー(47・3%)、ビーフィーター(40%)です。それぞれの味わいの違いを再認識する為に勉強しよう!と二人で飲み比べていきました。
猫バーでは、ジントニックやその他のロングドリンクはリクエストが無い限りは基本的にビーフィーターで、マティーニはタンカレーを使っています。さてその味わいの違いは・・・
ビーフィーター・・・マイルドで飲み易く、癖が強くないカクテルベースには最適のジンだと思いまし
た。
タンカレー・・・若干高めのアルコール度数で風味が強く余韻が長く残る印象のジンでした。
ボンベイサファイヤ・・・こちらも47%とアルコール度数は高いのですが、タンカレーに対してとても
マイルドで飲み易いジンでした。
ゴードン・・・これは穏やかで風味はあまり強くなく、穏やかなフレーバーだと思いました。
これらは全てロンドンドライジンだけど、こうして飲み比べてみるとアルコール度数だけでなく各々の味わいは違うよなぁ・・・ジンにこだわる人の気持ちがわかるよなぁ・・・普段ジンそのものを味わう事がそんなにないので、そんなに著しい違いはないと思っていたけど、こうして飲んでみると、若干の差かも知れないけど、やっぱり味は違うよなぁ。
それから気になってNBAオフィシャルカクテルブックでジンを調べてみるとジンだけでも製法で分けて6種類(ドライジン、ジュネバ、プリマスジン、オールドトムジン、シュタインヘイガー、フレーバードジン)があります。ジュネバやシュタインへーガー等は単式蒸留器で造られますが、現在の主流は連続式蒸留器で造られジュニパー・ベリー等で香味付けされています。その大半のシェアを占めるのがロンドンドライジンです。
モルトのみならず、ジンでも同じ地域、同じ製法で造られていてもブランドによって、しっかりと味わいの違いがある事を再認識しました。ここでは詳細は割愛しますがご興味が沸いた方はジンについて色々と調べてみて下さい。
ジン徹底検証 完
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