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続・カスクストレングス~VOL・6~

コニャニャチハ~・・・今日は若干早起き?してご近所でランチを食べたNBS講師の参段ちゃんですcat。う~ん・・・満腹。

昨日は猫バーに一見様のウイスキービギナーの方がいらっしゃってバーボンはウイスキーじゃないと思っていましたというお話をお伺いしましたface06。う~ん・・・猫バーはバー入門店、モルト入門店なのでとりあえずNBSの受講をお勧め致します?・・・お若い方もどんどんバーやウイスキーに親しんで頂いて・・・バー人口、ウイスキー人口の裾野が広がって欲しいですねface02

さてさて・・・昨日の講義は途中で時間?が来てしまって・・・受講者から講義に抗議が殺到?してしまいましたcaticon10。失礼致しました・・・という事でカスクストレングスの抗議・・・もとい講義を再開しますcat

昨日の講義の続きですが、ウイスキーの中でも一般に流通しているスタンダードなウイスキーのほとんどは加水調整されている物が多くアルコール度数が40%、43%に調整されていますcat。スタンダードな物で個別銘柄をあげると・・・アードベッグTENは46%とちょっとアルコール度数が高めに調整されていたり、タリスカーは45・8%等という細かな調整がされていたりしますcat

モルトウイスキーというのはざっくりいうと・・・二条大麦を原料にして糖化、発酵させてから単式蒸留器で蒸留しアルコール度数の高いスピリッツ(ニューポットといわれる透明な液体)を取り出し樽に詰めるんですねcask。樽に詰めて寝かせておくのが熟成させるという事ですcat

モルトウイスキーを造る時には蒸留して取り出されたニューポットという無色透明なお酒は1回目の蒸留でアルコール度数は約20%にまで高められ、2回目の蒸留をする事でアルコール度数が約70%にまで高められますface01。それを樽に詰める前に60%程に加水してから樽に詰められますcask

その樽に詰める時のアルコール度数は各蒸留所によってまちまちで63・0%であったり、また64・0%であったり、63・4%であったり・・・その度数は様々だそうですが、一説ではスコットランドでは63・5%としている蒸留所が多いと聞いた事がありますcat。ちなみにローランド地方等では3回の蒸留をしている蒸留所もあったりしますcat

そのニューポットという無色透明なお酒が樽に詰められ、長年の眠りにつく事により琥珀色の美味しいウイスキーと変化していくわけですcaskicon06

その琥珀色になったウイスキーは熟成年数や樽の種類、大きさ、環境等あらゆる条件においてアルコール度数は変化していきますが、樽からそのまま出された時は50%~60%位のアルコール度数になっている物が多いですcask。そのウイスキーを瓶詰めする時に前述の加水調整がなされアルコール度数が40%近くに調整される訳ですねcat

さてさて・・・ちょっと話が広がって講義の時間がまたオーバーしそうなのでicon10ここで今回のテーマ”カスクストレングス”という事について要約しますcat

モルトファンの方やバーテンダーがよく用いる”カスク”という言葉は直訳するとCASK=樽ですねcat

”ストレングス”というのは直訳すると”strength”=力、強さ、勢いという事ですねcat

その二つの単語をつなげてみると・・・”cask”=樽、”strength”=強さという事になりますね。

要するにカスクストレングス”caskstrength”という言葉の意味は樽から出したそのままのアルコールの強さがあるウイスキーという事ですね。それを皆様が略して”カスク”という言葉を用いているわけですcat

バーでのオーダーのやり取り等で”カスク”また”カスクのモルト”等という言葉を用いる時は”カスクストレングス”の略である事が多く、この樽出しのアルコール度数があるウイスキーの事を指しますcat

キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン♪あっface08?!もうそろそろ開店時間ですね・・・という事で本日の講義は以上ですcat。それでは皆様今宵も良いお酒をmalt

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