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チョコとモルトのマリアージュ

 今日の逆バレンタインデー。僕がまずお客様にマリアージュとしてお勧めしたモルトはまずは王道マッカラン。これはチョコの風味にモルトが負ける事無くコクもあるので全てのチョコにマッチしていたと思います。そしてベンネヴィス。これはハニー系の甘さだがコクはマッカランに比べるとそんなに強くない。フィニッシュまで甘さが残るとお客様がおっしゃっていたようにさわやかな程良い甘さが残るがオランジェットとの相性が良い様な気がした。

 普段赤ワインをよく飲まれる女性はまず赤ワインからオーダーされておっしゃっていた感想は「チョコを食べる前はしっかりしていたワインの風味がチョコを食べた後だとワインの味が薄くなったようで赤ワインには合わない」とおっしゃっていた。チョコの風味が強くて赤ワインが持ち味を発揮出来なかったのではないかと思う。そしてチェイサーを口にした後カードゥとクラガンモアをオーダーされた。柔らかで華やかな香りのこの2種類はチョコを少し味わってからその余韻を遺しつつ華やかな香りとフレーバーとカカオのフレーバーのマリアージュを楽しんで頂けたのではないかと思う。

 モルトビギナーの男性の方にはスプリングバンクとグレンフィディックをロックでご提供した。氷で冷やす事により強い香りは立って来ないが濃い味のチョコと口にした時に残る感触をリンスして、気軽に飲めてチョコも味わって頂けたのではないかと思う。マリアージュと言うよりも各々の味わいを気軽に楽しんで頂いた。

 モルト歴が長い方には僕からは何もお勧めしていないが、その方はグレンゴイン、トーモア、グレンキース、グレンギリー、WE(ウイスキーエクスチェンジ)のローズバンクをオーダーされていた。スペイサイド、ハイランド、ローランドとチョコの相性も非常に興味深い。ローランドの穏やかな味わいのモルトもカスクストレングスならチョコの風味に負ける事無くモルトの風味も楽しめる好例ではないかと思う。

 生駒の若旦那はラフロイグをオーダーされていた。ラフロイグは強烈な風味だからチョコの風味に負けることは無いと思う。また両者がぶつかり合う事が危惧されたがラフロイグの持つ甘さとスモーキーさが良いハーモニーを奏でていたのではないかと思う。アイラで合わすのならシェリーカスクのボウモアダーケストが面白いのではないかと僕個人的には感じる。シェリーの甘いフレーバーと比較的穏やかなスモーキーさが合う様な気がする。

 それぞれのマリアージュはそれぞれの思惑と意図、嗜好と感性が重要であるが故に正解、不正解は無いと思う。皆様それぞれの楽しみ方でマリアージュをお楽しみ頂けたのなら幸いです。今後もまた違った物を使ってマリアージュをお楽しみ頂けたらと思います。

 一日を通じてご来客される方が少なかったので、結構チョコレートが残ってしまいました・・・あと1~2日は残りそうです・・・なかたに亭のチョコをくれ!と言うお客様いらっしゃいましたらどうぞおっしゃって下さい。残った分ですが無くなるまでチャームとは別に無料でご提供させて頂きます。チョコとモルトのマリアージュをもう少しの間だけ楽しめます。

 

#日々の出来事

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