昨日は始発まで一時間以上あったのでタクシーで帰った参段です。昭和町から乗り込んで、運転手の方に「行き先は?」と聞かれて「昭和町まで!」と言ってしまいました。う~ん・・・昭和町に住もうかなぁ。
今日は早起きで電車通勤をしたので、のんびりと用意をしました。と言う事で特に何もないので、昨日のお話の続きを・・・敵地のリングで打ち鳴らされた1R開始のゴング。僕は技術力に絶対の自信を持っていました。1Rはフットワークを駆使して、得意のカウンターパンチとフットワークで相手を寄せ付けずにほとんどパンチをもらう事も無く、打ち続けていたと思います。
バンテージを巻いたグローブの上からでも拳に伝わる手応え。出せるパンチをひたすら出し続けました。アッパーカットからフックまでかなりの数のパンチを浴びせていたと思います。後から雑誌を読んで知ったのですが、その試合で相手はカウンターの左フックで鼓膜を破いていたそうです。それだけのクリーンヒットを重ねても相手は倒れる事無く、向かってきました。
1Rの終了のゴングが鳴り、僕は意気揚々とトレーナーが待つ、青コーナーへと戻り手応えを感じていました。1分間という短いインターバルで呼吸を整えて2R開始のゴングを待ちました。ゴングが鳴ると相手は得意の接近戦を挑んできました。相手のペースに引きづりこまれないようにと思いながらカウンターを打つタイミングをうかがっていました。
ガードの上からでも容赦無しに打ち続けられる相手のハードパンチ。それから相手はセオリー通りにボディーブローを連続してきました。接近戦の腕が曲がる距離でガードを下げるというのは、危険極まりない事とはわかっていながら・・・ボディブローが効いて僕のガードが少し下がった瞬間・・・僕の顎を目掛けて強烈な左フックが飛んできました。
意識を下に集中してしまった僕の無防備な顎にその強烈な左フックが命中しました。マットに膝をついてダウンした僕にレフェリーはカウントを始めました。幸いクリーンヒットにはならなかったのでカウント8でファイティングポーズを取って試合は再開しました。
そうなると相手は僕を仕留める為に、勢いよく突進してきました。考える暇を与えないように相手は向かってくる・・・そんな数秒の間にも僕は頭の中で考えていました。ダウンをしたら敵地で勝つには倒すしかない!そう一瞬で判断した僕は、起死回生のクロスカウンターを放つしかないと心に決めました。
#日々の出来事