今日は一日アオネコさんとまったりお話をしていた参段です。う~んアオネコさんは駆けつけショートドリンク2杯!その後にモルトをたらふく・・・アオネコさんはお酒が強いですねぇ・・・下戸だったなんて信じられないですねぇ・・・オカルト好きさんも強いですねぇ(笑)
そんなまったりとした一日だった猫バーですが、アオネコさんと色々とお話をしているとアオネコさんが「シングルトンってどこの蒸留所のモルトでした?」とおっしゃいました。う~ん・・・シングルトンはいろんなブランド名で出されているけど元はオスロスク蒸留所のモルトだよなぁ・・・そう思って「オスロスクです。」そうお答えしました。
すると再びアオネコさんは「オスロスクってあります?」とお尋ねになりました。はぁ~い!猫バーには花と動物シリーズのオスロスクがありますよぉ~!そう思ってカウンターを離れて”花と動物シリーズコーナー”を物色・・・オスロスク・・・オスロスク・・・オスロ・・・え?な・ないっ?!・・・その傍らではオカルト好きさんが「参段頑張れぇ~!」とエールを送ってくれていました(苦笑)
おかしいなぁ・・・確かに花と動物のオスロスクがあったはずなのに・・・あ?そうだ!まだ棚に並べてなかったんだ!それを思い出して”猫バーストック棚”を見ると・・・キラーンッやっぱりあったぁ~!と言う事で今回新入荷としてご紹介するボトルはUD花と動物シリーズのオスロスク10年(1200円)です。う~んこのラベルはツバメ?
さぁ早速解説しまぁ~す!オスロスクとは・・・蒸留所はスペイサイド地方のキース地区の一番左端に位置しています。創業は1974年と新しく、マーケットに登場してまだ歴史は浅いのですが、すでに国際ワイン&スピリッツ大会をはじめとする数々の品評会で賞を受賞し、国際的な名声を勝ち得た感があるそうです。
今回ご紹介するボトルは蒸留所名そのままですが、オスロスクはスコットランド人以外に発音が難しい為、誰にでも発音が出来るようにと銘柄名をシングルトンと改名しました。シングルトンはオスロスク以外にもグレンオード、グレンダラン、ダフタウン等があります。詳しい事はここにあります。
その他にも蒸留所名と銘柄名が異なっている蒸留所は・・・ノックドゥー蒸留所のアンノック、マクダフ蒸留所のグレンデブロン、ロッホローモンド蒸留所のインチマリン等が知られています。
このオスロスクは理想を追求した最新鋭の蒸留所であるそうで、仕込み水はドリーの泉と呼ばれる泉の水を利用していて、この水はウイスキー造りには理想的な極めて良質な軟水であるそうです。また熟成にはシェリーとバーボンの振る樽が使われているらしく最後の2年間は両者をヴァッティングして再び寝かせるダブルマリッジ方式を採用しているらしいです。
また調べてみると、このオスロスク蒸留所はスタンダードボトルを上記のシングルトンから花と動物シリーズのオスロスクに移行させたという事です。この花と動物シリーズのオスロスクは従来のシングルトンと比較してシェリーの影響をあまり感じないそうです。アオネコさんが開栓してくれたので早速僕もテイスティングしてみましたが、キース地区の特徴であると言われるフルーティさがあって食前酒に向いているようなさっぱりとしたフルーティさがあるモルトでした。
皆様もスペイサイドの出世頭をしっかりと味わってみて下さい。
猫バーのスコットランド全蒸留所制覇まで あと 6
#新入荷ボトル