スコットランド全蒸留所制覇に向けて重い腰を上げて再び歩き出す参段です。う~ん・・・そろそろ道が険しくなって来たなぁ・・・。
今回新入荷としてご紹介するボトルはゴードン&マクファイル社のダラスドゥー1982(1800円)です。
これはボトリングが2007年なので25年前後の熟成という事になりますね。アルコール度数は40%ちょうどです。
このダラスドゥーとは・・・スペイサイド地方の左上、フォレス地区にありベンローマック蒸留所の下に位置しています。ダラスドゥーの名前はゲール語から派生した言葉であるらしく”黒い水の流れる谷”を意味するそうです。
このDALLAS(ダラス)という綴りはアメリカのダラス市と同じです。ちなみにカナダやアメリカ、ニュージーランド、オーストラリアには移民したスコットランド人が付けた地名が多く、ウイスキーに関連する名前では、アードベッグ(カナダ)、エルギン(カナダ、アメリカ)、アイラ(カナダ)、オークニー(カナダ)、トバモリー(オーストラリア、カナダ)等があります。またテキサスのダラスは19世紀の合衆国副大統領ジョージ・ダラスにちなんで名づけられた地名ですが、彼はスコットランドのマレィ州出身の移民の子孫だったらしいです。へぇ~×3(笑)
1898年創業のダラスドゥーは当代随一と言われたチャールズ・ドイグの設計です。う~んチャールズ・ドイグは一体いくつの蒸留所の設計を手掛けたのだろう。
その後オーナーが目まぐるしく変わり、ついに1983年に突然の閉鎖。当時の所有者であったSMD社によって建物は「スコットランド歴史的建造物および記念碑保存委員会」に寄贈され、現在はモデル蒸留所・博物館として一般に公開されているそうです。
モデル蒸留所と博物館に変わる前に造られたダラスドゥーを味わってみて下さい。
猫バーのスコットランド全蒸留所制覇まで あと 8
#新入荷ボトル