コニャニャチハ〜・・・完成致しました猫バーの店主参段です
う〜ん・・・レポート
と言う事で第六回猫バーモルト勉強会で行われました
お寿司とモルトのマリアージュの結果発表的レポートを只今よりお届け致します
2部に分けようかと思いましたがそうすると内容がわからなくなるので1部仕立てにしましたがなにぶん写真も込みで結構長めなのでお気を付け下さい
それではどうぞ〜
前日の土曜日が遅くなったので急いで帰って寝たものの当日は目覚ましに反応せずセットしていた時間を大きく超過するハプニングに見舞われるもまた有志のご参加者に助けられて難を逃れる
アリガトウゴザイマスタスカリマシタ
その後何事もなかったかのように振る舞いながら定刻になりましたので第六回猫バーモルト勉強会を開始致します
今回の趣旨はお寿司とモルトのマリアージュなので猫マスターの講釈たれられらはございません！
どうぞ皆様の思うままご自由にマリアージュさせてみてご感想をご記入下さいませ
それでは早速お始め下さいませ
お寿司とモルトのマリアージュ調査報告書
モルト
1.竹鶴ハイボール
2.ザ・グレンリベット12年
3.マッカラン１２年
4.ラフロイグ１０年
5.余市１０年
6.山崎１２年
お寿司
1.うに
2.いくら
3.本マグロ
4.はまち
5.げそ
6.かにみそ
7.サーモン
8.ほたて
9.たこ
10.いわし
＋
11.バッテラ
他 ホタルイカとぬたの酢味噌和え、キスの南蛮漬け等の一品
デザートのイチゴ等
皆様、思い思いのマリアージュを楽しんで頂いた後、お話の中で感想を伺ったりしてお帰りの際にレポートを提出して頂きました
口頭でお伺いした感想しかり提出して頂いたレポートを拝見させて頂いたのもしかり嗜好品なので感想や評価が大きく分かれたりしました
それらを興味深く拝見させて頂いて、中には対極の感想などもありました
しかしそれらは個人個人の趣味嗜好でありますので勿論、正解不正解と言うものはございません
強いて言うならば皆様の感じた事が紛れもない真実であり導き出した答えなのであります
それではウイスキーに主眼を置いたレポートを皆様から頂戴したご意見を要約して書いてみましたのでご覧下さいませ
1.竹鶴ハイボール
満場一致と言うわけにはいきませんでしたが参加者の大多数が支持したのがこの竹鶴ハイボールとのマリアージュでした。
「ベストマッチだった」「基本的に何にでも合いそう」「寿司の味を殺さない」「どのネタにもさっぱりして合う」等の声が大多数を占めました。
しかしマリアージュという観点でお互いを引き立てあったのではなく飲みやすさが消去法的に選ばれたのでは？というご意見もありました。
2.ザ・グレンリベット12年
このグレンリベットも大変興味深い意見があり半数の方からモルトの甘さと合わないというご意見を頂きました。
「アルコール度数がきついので水割りやハーフロック位がいいのでは？」「甘すぎてネタの味が消える」「バッテラとだとバターみたいな甘さが出て合わない」「甘さがお寿司と合わない」「淡白な味わいは邪魔しなくていいが甘味が合わない」となどという否定的なご意見が多数を占める中、サーモンとマリアージュした方はマッチしたという意見もありました。
3.マッカラン１２年
こちらは評価が分かれてなかなか面白い結果となりました。
「最悪の組み合わせ」「臭い」「シェリー樽熟成のウイスキーはお寿司と合わない」「モルトの甘味が強いので合わない」という否定的意見もあればうに、いくら、かにみそ等とマリアージュした人の中には数人、濃い味のものには合うというご意見もありました。
実は私もマッカランは一番あかんやろーと思っていましたが実際色々試してみると「あれ？意外といけんじゃね？」と思ったものもありました。
4.ラフロイグ１０年
こちらも大変興味深い結果となりました。
魚介類には海藻のようなピート感があるラフロイグはマッチするのでは？という先入観を抱いていましたが・・・
「うにの臭さが際立つ」「いわしの臭さが際立った」「魚の臭みが全体的に増すような気がする」と言うご意見が多くありました。
逆にたことマリアージュした人はおおむね好感触を得ていたようで「たこの甘味と合わさって美味しい」と言う意見が数人からありました。
5.余市１０年
こちらも興味深い感想を頂きました。
「ほのかなピーティさが合う」「ラフロイグと比較してこちらのほうがより合わせ易い」と言う意見があり、否定的な意見はほぼ皆無でほたて、たこ、げそ、いくら、かにみそ、うに等とはマッチして全般的に合わせ易いと言うご意見がありました。
6.山崎１２年
最後にこちらもやはり面白い結果となりました。
「甘さが邪魔をする」「リベットと同じく甘味が合わない」「ミルククリーミーのような甘さが邪魔をする」と言うご意見が多く特にサーモンとの相性は悪いみたいではありますが水割りにしたらマグロ等の淡白なものには合いそうという意見もありました。
総論
頂戴したご意見を総論としてまとめると・・・
まずネックになるのがアルコール度数でありハイボールや水割り、ハーフロック位に希釈すれば食中酒となりうるがウイスキーをストレートのまま食中酒として飲むのは無理があるというのが満場一致のご意見でした。
お寿司と一緒に飲むならやっぱりビールか日本酒に限ると言うご意見も多くありました。
ただうに、いくら、かにみそ等の味の濃い物については比較的合ったと言う意見も多かったのでモルトのフレーバーに負けないような濃い味の肴をあてに食前、食後にチビチビやるのならモルトと魚介類のマリアージュも成立するかも知れないと思いました。
今回の結論を端的に言ってしまうとするならば・・・
お寿司とモルトのマリアージュは不成立
婚約破棄に終わりました
どんな事でもオブラートに包んだりせず歯に衣着せぬ物言いでバッサリ切ってしまう大阪人に言わせれば・・・
そんなんアカンもんはアカン言わなアカンで・・・
寿司食いもってモルト飲む言うのんはやっぱり無理やで・・・
なんも無理して寿司食う時にモルト飲まんでよろしいがな・・・
アルコールがきつ過ぎるしすぐにベロベロなってまうわ・・・
まぁうにとかいくらの濃い味のあて食べもってチビチビやるんやったらまだしも寿司食うんやったら無理してウイスキーなんか飲まへんでもビールか日本酒でも飲んどったらよろしょうまっしゃろ・・・
どうしても寿司食いもってウイスキーが飲みたいんやったらハイボールか水割りにしときなはれ・・・それやったらビールがわりになるさかいにお寿司もウイスキーも美味しく楽しめるわ・・・いくら濃いしてもハーフロックまでにしときや・・・
と言う結果になりました
いやぁ〜やっぱりウイスキーは面白いですね
猫マスターはこれに懲りることなく食事とモルトのマリアージュ企画第二弾を考えていますのでまたお付き合い下さいますよう宜しくお願い申し上げます
今回ご参加して下さった皆様、お手伝いして下さった皆様、そして快くお寿司を握って出前して下さった昭和町のすし処高松様に厚く御礼申し上げます
それではまた次回・・・さいならさいなら
#猫バーモルト勉強会