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妖怪客封じ

みなさんは「客封じ」という言葉をご存知だろうか?
読んで字のごとく、「この人が来ると必ず店が暇になる」
という客を指す言葉。

この言葉を作ったのは僕の師匠。
そして何を隠そう、この客封じとは...僕のこと。

かつてはただの冗談でした。
たまたま僕が行くと暇なことが多い。
そんな気がしてただけです。

が、それがだんだんと確かなものへと変わり、
そして他の店に波及し始め

...キャーーー!!(火サスのテーマを脳内再生してください)

客封じの誕生というわけであります。
最初は師匠の店だけを封じてたんです。
ただし、いつも行く曜日と時間帯が決まっていたから
偶然のタイミングだったはずなんです。

しかし、最近はいつ、どの時間帯に行っても
かなりの確立でお客さんが来ない。
来ないだけではなく、僕が行ったとたんに
今までいたお客さんが続々と席を立つ。

それが師匠の店だけじゃなく、他の店でも起こるように。

すでに界隈じゃ有名らしいです。。。
ぜんぜん知らない人に「あ、あなたが噂の...」
とか言われたことがあります。

「加齢臭がキツイ」とか「城の巡りすぎで背後に落ち武者が見える」
なんてことぐらいしか理由が見つからないんですが
どうやらそんなことはない模様。

何なんでしょうねぇ。
んでまた一度や二度じゃないんですな。これが。
満席の店内を空っぽにしたとか、帰った後に急に忙しくなったとか
エピソードには事欠きません。

しかもこれ、四季を観に行った後とか、城を観てきた後とか
自分にとって何か楽しいことがあったときに抜群に封じます。

何なんでしょうね。本当に。

でもこれは物の考えようで、封じてる間はお店を独り占めできるわけなので
個人的にはすごくありがたい能力です。
(お店はたまったもんじゃないと思いますが...。)

他のお店にもこういう方っていらっしゃるんでしょうか。
やっぱりその方はどこも店でも封じちゃうんでしょうか。

我こそはという方、
日本客封じ協会、Nippon Blockaders Association(略してN.B.A)
を結成しませんか。(笑)

#ひとりごと

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