宮城峡1989 (20年)
1989-2009
700ml 50.0%
価格:20000円前後
オススメ度(6)
☆☆☆☆☆☆
香り:全体的に穏やか、麦やナッツ、レモン、リンゴ、少量の蜂蜜、
加水でミルクチョコレートと木、植物系のフレーバー、
続いてクランベリーや杏の甘酸っぱいフルーツ香が出てくる。
味:なめらかな口当たり、麦感しっかり、樽香もある。
奥にミントフレーバー、完熟ではない黄桃や白色フルーツの甘酸っぱさを口奥に感じる。
余韻にかけて舌上にウッディーなビター感と、適度なスパイス感を伴う。余韻の長さは可もなく不可もなく。
加水でバナナやはっきりと樽香、クリーミーなフルーツ感も出てきてまろやかに。
コメント:宮城峡蒸留所の試飲コーナーにて。
1989年に蒸留された20年モノのモルト4種類をヴァッティング、宮城峡の特徴を引き出すため、
あえて50度に加水してあるニッカの20年ヴィンテージ・モルトシリーズ。(OMCみたいだね)
香りからすると、味のほうにやや樽香が強いかなという印象。どうしても宮城峡はスムーズでシルキーなイメージが強いため、ちょっと抵抗を感じてしまう。
とはいえ、ニッカというと余市が注目されがちだが、宮城峡もすばらしいものを持っているなと、改めて感じさせてくれる。
派手さは無いがおくゆかしい、艶やかで清流のような、まるで古きよき日本美人、宮城峡モルトはそんな印象・・・
(WMLの宮城峡18年はこってこての厚化粧だったけどw)
#宮城峡