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2006年夏山とお酒

先輩二人との<2006年夏山>を振り返って想い出される事は、先ず家人の失笑をかう程、真っ黒?真っ赤?になって帰って来た事です。今までにない快晴に恵まれたからです。そして一番の出来事は異常に(お酒)を飲んだ、と言う事です。勿論、私自身(お酒)は大好きです。山で飲む(お酒)は美味しい物です。当初の立山剣岳登頂を目指した山行は、杉本先輩となら、世間で良く言われている「何故、山に登るのですか?」「そこに山があるからです。」の問答道理だったと思うのです。ここに藤永先輩が加わった事で状況が一変したと思うのです。両先輩とも山に対する取り組みには学ぶべき事も多くその真摯な姿には常々敬服しております。が、この両先輩が(お酒)の場に同席した時の事を忘れておりました。(お酒)に対する執着心はある種の凄味さえ感じると言うことを忘れておりました。一日の行動が終わりテントに帰り着いた時に飲む500ミリ缶のあの美味さ!喉から直接体内に沁みこんで行くあの感動!実感!筆舌に尽くしがたいものです。でもこれは誰もがそう思うし、経験している事だと思います。陽が西に傾きだし東側の山々の色が刻々と黄色、赤色、そして黒色に変わるのを楽しみながらビールをググッ!あっ!一番星発見!もう一杯。二番星も見つけた!又一杯。あそこに三番星、四番星・・・・・・・。ピッチが上がります。そろそろビールが尽きてくる時分で日本酒、ウイスキーへと進んできます。天上では星の乱舞、天の川が見え出し、さらに流れ星が天空を駆けたりしようものならもう大変。とても50歳以上の集まりとは思えません。藤永氏(58)杉本氏(53)私(52)この三人が酔いも手伝って大声で歓声を発するのですから堪りませんよね~っ。周りのテントの皆さんは。早朝4時位には起きて行動を開始するわけですから。そんなこんなで私なんかお酒で頭痛と仰ぎ続けで首が凝ってくるはで、もう休みたいな~。すると、「高内君、お酒が足りない様な気がするのだけど?」「例の山小屋でいいから。」「雪渓に注意してね。20分もあれば帰って来れるから。」「はいっ!」何時まで経っても後輩ですから・・・。頭痛と吐き気を堪えて帰って来ると「こんなにビールとウイスキーを買ってきてどうするの?。」知らん!お休み!夜中に起きてみると空き缶、空き瓶だらけ。これが三日三晩fです・・・。今回の夏山の目的は、ただ〈お酒〉を美味しく飲む為に場所を山に移したに過ぎなかったのではないでしょうか。きっとそうです。帰りの富山での昼もビール、サンダーバードの中でもビールに日本酒。今夜、家ではビールは止めよう。と真剣に考え、その替わりにジントニックにしました。何をやってるのでしょう!猛反省。でも2007年の夏山は又来るのですが・・・。

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