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ISLAY3日目


まずはじめはKilchomanから。
早速行ってきました。

朝起きると強い風。
正直自転車は辛そうだなと思いましたが、
レンタカーがないので仕方なし。
がんばってこいできました。
今日の予定は、島の北。
Caol Ila、Bunnahabhain 、Bruichladdich、Kilchoman。
BowmoreからはBruichladdichが一番近いので、まずはそちらを目指します。

しかしまだ8月だというのにISLAYはもう秋の気配です。
最低気温は一桁で、最高気温も18度とか。
その上強風ともなれば、体感的には完全に秋です。
薄着だった僕は軽く悲鳴を上げながら
訳10マイルを自転車で…

行けませんでした。
強い向かい風に負け、途中で引き返しバスでBruichladdichに行くよう、予定変更。
無事12時半位に到着。
そして僕はこのISLAYで一番の幸運と出会います。


レセプションに行きビジターツアーへの参加を伝えると、
レセプションの方が「日本人が働いてるけど、その人に案内して欲しい?」
とおっしゃり、
僕は何のことかよく分からずに、お願いしてみると
5分後に日本人の島田孝一さんが現れました。
彼はWhisky好きがこうじてここでwhisky作りに携わりたいと飛び込んできたという方。
はじめはボランティアで手伝っていたそうですが、
その後認められ、ちゃんと雇用されるような形で働いているとのこと。
しかしこのままずっと働くわけではなく、
近々日本に帰ってお店を出したいそうです。

さて、その孝一さんとのマンツーマンでのビジターツアー。
僕がwhiskyが好きと言うことも手伝って、ウェアハウスの中で
いろいろと試飲させていただきました。

現在Bruichladdichは独立した蒸留所ですが、
組織的にはマーレイマクダビットの中の独立部門といった形で、
そのため、ウェアハウスの中にはマーレイの樽も結構ありました。

さてその話をする前に、今回はBruichladdichの簡単なお話。
ご存じジムマッキューワン。彼は元Bowmoreの人間で、その後独立し
今はBruichladdichの責任者となっています。

彼は原点回帰というか、昔ながらの作り方にこだわっているようで、
コンピューターを導入せず、ほとんどが手作業。
アバウトが生み出すwhiskyのうまさを表現したいようです。
右の画像は、アルコール度数のチェックに使っている目盛り。
手書きです。

それから蒸留後、樽詰めする際も全く加水せず、そのまま樽詰めするという手法も。
Ardbegが63.5度に対してBruichladdichは72~79度ほどとのこと。
更には最近四回蒸留を行うなど、新しい試みもし続けています。
今後としてはフロアモルティングを復活させ、自分の蒸留所内で全てを行いたいとか。

長くなってしまったので、一端区切りますね。
次は樽のお話です。

#ISLAY

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