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僕達は記憶し、伝えなければならない

今日、街を歩いていると突然頭によみがえってきました。
ある記憶が。

2003年11月19日。
さて、この日はなんの日でしょう?

正解は、銀座にあった「クール」が閉店した日です。
僕は幸いにも閉店の2日前に伺い、クールでジントニックを味わうことが出来ました。
オーナーの古川氏はBartender歴70年あまり。
88歳で引退されるまで、ずっとサービス、そして酒のことを考え続けられた方。
全てのカクテルは強烈なまでの濃さ。
一杯2000円という単価。
スタンディングが中心の店内。

何故僕が突然このことを思い出したか。
それは、同じく名店と呼ばれる2nd radioが閉店したという話を聞いたからです。

お酒だけの知識、経験を蓄え、ひけらかすことが重要か?
否。
僕はBarで常識と、思いやりと、そして美学を学ばせていただいております。
そこに、偉大なる先人、先輩方の知識、経験を加えていかねばなりません。
これはBarを愛する者の義務だと思います。

Sentimentalな話になってしまいましたが、
お酒を通して、自分の世界を広げていくことの楽しさ、素晴らしさを、
若い世代には(僕はもうそんなに若くありませんが)楽しんでいく必要があると感じます。

Whiskyが少しでもその助けになれればいいですね。

ちょっと酔っぱらっているので、まとまりの無い記事になってしまいました。
また機会があったら、クールの思い出や、他のBarの思い出を書きたいと思います。
それでは、お休みなさいzzz

#美味しい思い出

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