お世話になっております。
SHINANOYA NET SHOP
管理人のやぎゅーです。
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本日のナイトブログは
【セミナーレポート&
新着商品のご紹介♪】
でお届けします♪
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今回ご紹介するセミナーは
いつもの一般公開型とは異なる
弊社の社内セミナー。
スタッフのレベルアップのため
業界のプロフェショナルにご協力頂き、
特別なコンテンツでの勉強に取り組んでいます。
今回のテーマは開催中の
でも多くの注目を頂いている
「シェリー」のお話。
インポーターであるキムラさんのご協力のもと、
ボデガスバロン社のボトル達を通して学びます。
そして、今回、ご協力頂いたプロフェッショナルは
Sherry Museum 五反田の館長・中瀬航也氏。
シェリーの専門家であることはもちろん、
現地訪問を重ねていくなかで幅広いコネクションを持つ、
スペインの専門家と言っても過言ではないでしょう。
今回はシェリーの歴史、製法論など一般的なセミナーの
更に上を行くハイレベルな内容をご用意頂き、
氏の多彩なノウハウとスキルに終始感動しっぱなしでした(^^;
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イントロの概論ではシェリーの語源からの展開。
(ご存知かと思いますが"Sherry"は英語であり、
スペイン語ではありません!
現地では"Jerez(ヘレス)"となります。)
一般セミナーであればここから各タイプの製法に
進んでいくところでありますが、
今回はよりコアな部分を掘り下げます!
例ではウィスキーにも含まれるアミノ酸香に注目。
これは"メチオノール"に起因し、
醤油にも含まれることから和食との
相性のキーマンとなるところです♪
他、いわゆる「ナッツ香」では"ベンズアルデヒド"が
主役となり杏仁豆腐にも共通するところですが
意外なところでは消毒作用を持ち、
特に喉への効果が期待されるところです。
(とはいえ多飲が効くということではありません!)
また辛口シェリーの代名詞でもある
”フィノ”と”マンサーニージャ”を掘り下げてみれば
乳酸系とリンゴ酸系という酸味の違いがあり、
マンサニージャにおいての潮っぽさは
このリンゴ酸に起因しており塩は入っていません!
ウィスキーファンの皆様にも興味深いお話では、
原酒熟成に使われるシェリーカスク自体の変遷。
その歴史ではUKとスペインのEU加盟により
原産地保護の観点から旧来行われていたUKに
シェリーを詰めたままの輸送が困難となってしまったこと。
シェリー酒の嗜好自体が旧来の甘口タイプ寄りから
ドライタイプ寄りへと変化し、甘口シェリーのカスク自体が
空樽市場に出回る機会が少なくなったことが挙げられます。
これらも遠因となり現代ではシェリーカスクを確保することは
蒸留所にとっても大いなる課題となっているのです。
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そして後半は弊社実店舗の取扱アイテムと
バロン社のラインナップとのマリアージュを体感実験♪
氏が実践した上で提案する
シェリーとフードとのペアリングテイスティングは
根拠も整った大いに納得のコンテンツであり
現場に立つスタッフからも感嘆の連続でした♪
今回、気がつけば3時間超が
あっと言うまに感じた貴重なセミナーで
「タイプの違いによる多彩な味わいの幅広さ、
食前~食後までカバーすることが出来る
フードとの高いマリアージュ能力、
といった魅力を持つシェリーには
今後さらに
人気が高まる可能性しかない!」
ということを体感させて頂きました♪
今回は参加スタッフ一同、
これ以外にも書き切れない
多くのスキル・ノウハウを頂きましたので、
こちらはぜひ商品ページ・弊社実店舗店頭にて
ご確認頂ければ幸いですm(__)m
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それではここからは
【新着商品のご紹介♪】
セミナーで学んだ、
バロンのフラッグシップ
”ミカエラ”シリーズの7アイテム達。
まずは基本となるマンサニージャから。
同社の本拠 サンルカール・デ・バラメーダでしか
生み出すことの出来ない1本。
海洋と内陸の気候が生み出す
リンゴ酸による爽やかな風味は
食前酒から食中酒まで幅広く応用可能。
しっかりと冷やした爽やかさは
定番の生ハムだけでなく、
揚げ物や酢の物との相性も抜群です!
Bodegas Baron
MICAELA
MANZANILLA
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こちらはウィスキーファンにおなじみのオロロソ。
シェリーのなかでも少数派タイプの
フロール(産膜酵母)を生じさせず、
酸化熟成が織り成す深みある辛口。
こちらの新発見はそのボディの強さと
口当たりの柔らかさを生かした
カレーとのマリアージュ!
醸造酒のカテゴリーの中でも
なかなか踏み込むことの出来ない
貴重なペアリングはぜひ実践あるのみです!!
Bodegas Baron
MICAELA
OLOROSO
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現代ヨーロッパで主流となっている
ミディアムはアモンティリャードと
PXが織り成した食中~食後酒。
元来混ぜることをタブー視した
西欧文化の風習を打破した1本は
スパイシーなものや辛いものなど
マリアージュの定説も打破する心強い存在。
また、単体でのソーダ割りや
ロックスタイルも人気です♪
Bodegas Baron
MICAELA
MIDIUM
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食事の後半~ナイトキャップまで
夜を彩ってくれるのはクリーム。
こちらは元来の欧州で主流を張ったタイプ。
オロロソとPXが織り成すのは
まさに脳を癒す官能的な甘美の味わいです♪
Bodegas Baron
MICAELA
CREAM
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『残り3本もお見逃しなく!』
独特のナッツ香で飲み手をひきつける
アモンティリャードタイプ。
個性的とも言える風味は
トマトソースとの相性がおすすめ。
実は製法技術的な難易度は高く、、
高貴な存在でもあります。
Bodegas Baron
MICAELA
AMONTILLADO
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主流のパロミノ種ではなく、
モスカテル種の生み出す風味は
やぎゅーも一番のお気に入り♪
甘口にカテゴライズされますが
ロック、ソーダ割りと食中から
活躍できる1本です!
Bodegas Baron
MICAELA
MOSCATEL
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ラストは締めの1本に相応しいPX。
こちらもウィスキーファンにはおなじみ。
シェリー樽原酒好きはマストドリンク!
世界最高峰の糖度を持つお酒としても
ぜひ知っておくべき極甘口の逸品です。
Bodegas Baron
MICAELA
PEDRO XIMENEZ
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それでは今回のブログはここまで。
みなさまの"酔い"夜をお祈りして♪
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『プライベートボトル新作のご紹介!』
GLENDORONACH FOR SHINANOYA
「the 3rd BOTTLING」
王道のディジェスティフ。
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『今月のイベントのご紹介♪』
「ウイスキートーク福岡2016」
日時:2016年6月19日 12:00
会場:電気ビル みらいホール
福岡県福岡市中央区渡辺通2-1-82
イベント公式サイト:https://sites.google.com/site/whiskytalkfukuoka/
イベントフェイスブックページ:https://www.facebook.com/whiskytalk/
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『ワインイベントのご紹介♪』