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特級(従価)Vol.1

まずは、ウイスキー特級(従価)について、簡単にご説明。

ウイスキー特級(従価)とは昔の酒税法でアルコール43度以上のお酒に付けら
れた階級のことで、1989年の酒税法改正によって階級付けによる分類が廃止
されるまでは、存在していました。

すなわち、1989年以前(17年以上前)に販売されていた国内産のウイスキーや、
正規輸入(免税店などで購入したものは該当しません)のスコッチウイスキーなど
に適用された、酒税です。

また、このウイスキー特級(従価)のラベルが何の意味を持つかというと、現在の
量産における製法ではなく、昔ながらの手間ひまをかけた、きちんとした製法でつ
くられたお酒を意味し、マニアの中で高く評価される。

もちろん、経た年数(20年以上経過したもの)や、保存状態により大きく左右され、
あたりはずれがあるものの、希少性で価格は基本的に高額取引され、
なかでも、モルトウイスキーは、そのころ国内では、まったくといっていいほど飲ま
れておらず、グレンリベット、グレンフィディック、マッカラン、スプリングバンク、グレ
ンキンチー等の10種類程度しか存在しなかった要素が重なり、特に高値となる。


グレンリベット12年 特級(従価)時代のラベル/表面


グレンリベット12年 特級(従価)時代のラベル/裏面

美味かったか?どうか?は、一緒に飲んだ、dangoさんに質問してください。

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