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親友の伴侶

親友の伴侶が突然亡くなって
ああ、言葉がありません。
 
小さいころからのそらの親友は、
長いこと 海外赴任の夫について回り、
義母の介護のため単身帰国
そのあと、夫が鬱病にかかり、
(アメリカという国で、いろいろあったようです)
早期退職後は本当に苦労して苦労して
夫のために尽くしていた。
そしてやっとその彼が退院して自宅療養となり
弱った体のリハビリをし始めている途中だった。
彼女も少し余裕ができて
そらと一緒に革教室に行き始めた矢先・・
 
夜中、突然42度の発熱
そのまま救急車で搬送された病院で
熱中症、多臓器不全、ということで。。。
長い間の闘病で免疫力も落ちていたのでしょう。
61歳の若さでは
この世にもたくさんの心残りがあったことと思います。
特に山登りなどをするほどのスポーツマン
鬱病が完治したら、夫婦でいろいろ旅を楽しもうとしていました。
 
余りに突然で、彼女も泣いて泣いて泣いて。。。。
 
そらも彼女のもとにとんでいってあげたいのに
今は自分の身体が思うように動かせないので
ただただ電話で話すだけです。
でもうまく話せない。
 
親友は、亡くなる二日前にはちょっとけんかをしたとかで
とても悔やんでいます。
熱中症にならないようにもっと配慮してあげなくてはならなかったと
自分を責めています。
 
Tちゃん、よくやったよ。
ほんとよくやった。
ずうっとHくんに添って生きてきたじゃない。
Hくんそのことよおくわかってるよ。
 
そんなことしか言えません。
 
親友夫婦には子供はいません。
仕事もありません。
彼女はどうしてこれから生きて行くんだろう。
伴侶のいなくなった関東にいる意味を見出せるんだろうか。
母親のいる和歌山にかえってしまうんだろうか。
 
そういうとき、いったい、どんなことが
力になるのでしょうか。

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