グレンダラン12年
1970年代ボトリング 43度 750ml
価格:不明
オススメ度
☆☆☆☆☆
香り:オールド感のある香りだ。クリーンな印象のオレンジ、バタークリーム、カラメル風味の甘い香り、少々のヒネている。
味:すっとした口当たりからオイリーでやや重めなボディ、続いて麦感、甘酸っぱさ、
黒飴、余韻はまろやかで黒飴を舐め終えた後のような、口の中がコーティングされたまったり感。
コメント:福岡某BARシリーズ第2品目。このボトルはボディが少し時間の影響を受けている。
ヒネは心の中で取り除いてほしい。状態がよければもっとふくよかに味が広がったのだろう。
現行の蒸留所であるが、オールドパーやジョニーウォーカー、特に前者の原酒としてその生産量のほとんどが使われてしまうため、UD社のレアモルトシリーズや、花と動物シリーズ、最近ではシングルトン・オブ・グレンダランがアメリカ向けに発売されたが、本モルトの市場流通量は非常に少ない。
グレンダランは創業時の1898年に作られた蒸留所と、1972年の拡張工事で新設・拡張された蒸留所の2棟があり、古いほうの蒸留所は1985年に閉鎖となったため、今回テイスティングしたグレンダランは、古いほうの蒸留所で作られた貴重な原酒である。
現行品は一切呑んだことがないが、テイスティングノートから想像する限りでは、味はかなり違うようだ。
もし今後ボトラーズで長期熟成のモノが出たとしたら、この1972年という数字がひとつの目安となるだろう。
#グレンダラン