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GMポートエレン1980-1997 #5105~5110 64.4%

GORDON & MACPHAIL
“CASK”
PORT ELLEN 1980
(ポートエレン 1980)

Aged 16 Years
700ml 64.4%

Distilled; 1980/11/19
Bottled; 1997/5/
Cask No, 5105~5110
Cask type, ????

オススメ度(7)
☆☆☆☆☆☆☆


 
 
香り:ピーティー、酸味も感じられる。塩水で湿ったピートの塊、柑橘系(グレープフルーツ)のような香りもある。
アルコールは64%と高度数だが、度数ほど鼻へのアタックは無く、ポートエレン“らしい”香り。
徐々に香水感、粘土、剥きたての牡蠣のようなフレーバーも出てくる。
 
味:ヨードを伴う甘い口当り、グレープフルーツ果汁、ほのかに薫製した肉の脂の甘み、。
ピリピリとしたスパイスの刺激と共にじわりと甘い蜜のような盛り上がりがある、これは面白い。
度数と熟成年数ゆえか、アルコールの角、少し荒さを口内で感じる。鼻抜けはピートスモーク主体、
余韻はしばらく甘さを感じるが、徐々に少しの塩っ気、シリアルのようなビターさが甘さを引き締め、口奥には燻したピートが程よく残る。
この最後に感じられるピート感が強すぎず、むしろ儚い感じで全体のバランスに貢献している。


 
 
コメント:頂き物のポートエレン。いやもう、今年はブログをはじめて以来こうして皆様から色々モノを頂き、大変ありがたい限りです。
ブログ等も盛り上げていただいていますし、くりりんは皆様の愛で日々のモルトライフを生きております。
今回のモノも、いただいたからには全力でテイスティングさせていただきます。
 

GMのカスクシリーズ。GMカスクのポートエレンは、1978の61.1%、61.6%と飲んでいますが、どちらも良いです。
また、現行品も含めて他にもいくつかGMのポートエレンを飲みましたが、中々良いモノが多いように思います。
GMのどシェリーはあまり好きではないですが、こういう味わいのあるボトルは良いですね。
 
さて、今回のボトルの総括ですが、近いものとしては70年代後期や80年代のカリラに似た傾向のある、ようするにポートエレン“らしい”ポートエレンだなと感じます。
その中でも面白さとしては甘さ、フレーバーの変化もありましたし、中間の盛り上がりがいい感じです。
さらに余韻に程よく、柔らかさすら感じられる、燻したようなピートのビターさ。
余韻を完全に潰すわけでもなく、無視されるレベルというわけでもなく、全体を引き立てるような味付け。
最近だと、こういうピート感が出ているボトルってホント無いんですよね・・・。
 

いやー、大変楽しませていただきました。良い夜を過ごすことが出来て満足です!

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#ポートエレン

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