GLENGRANT 1972-2001 28yo SMWS 9.30 18th ANNIVERSARY SPECIAL BOTTLING 56.6%
one of 556 bottles
香りは陶酔感のあるオールドシェリー、果汁を残した干しブドウ、熟成コニャック、ラムレーズン、高級チョコレートにカラメルソース、強めのクローブ、淡くなめし皮。
飲んでも淡い酸味を伴う果汁感のある黒ブドウ、心地良い渋味、果汁感の素晴らしいシェリー感に少し葉巻のニュアンスが残る余韻。
【Excellent】
SMWSが18周年記念で2001年にボトリングしたグレングラント1972、28年熟成です。
いつもの淡泊なボトルではなく、素敵な木箱に入った500mlの特別なダンピーボトルの仕様です。
息子の2歳の誕生日に開栓しました。
長熟かつ高度数ということで劣化要素は無く、残念な枯れ感を伴わず深みを増したオールドシェリーカスクのニュアンスが陶酔感をもって感じられました。
ものすごい満足感で、まだイキイキしていますが良い経年変化による複雑さもありました。いつ飲むか悩んでいたボトルでしたがまさに飲み頃のタイミングで開けられたと思います。
10年以上前に何度か飲んだ時には、とても美味しいけれど味わいの強さのみならずタンニンの渋味も強いというイメージでしたが、経年変化で抜けてきたようで、今回は複雑さや深みを演出する素晴らしい渋味として感じられました。
もしかすると以前飲んだ時と比べるとこういうシェリーカスクを飲む機会が相当減っているため、余計に美味しく感じた(感動要素は評価に大きな影響を与えますので・・・)部分もあるかもしれません。しかし前回もそれなりに経験値のある状態で真剣に飲んでコメントを残していてそれとの比較ですから、少なくとも私の嗜好において経年に伴った素敵な変化をしているのは間違いないと思います。
ゆっくり飲み進めるつもりが、最近はついついこればかり飲んでしまいます。。。