プチSBT、3本目のCです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・プチSBT:C
明らかなオールドボトル、80年代流通品だろうか。
オールドシェリー、コーヒー、カラメル、黒糖、ドライフルーツ、蜂蜜、オレンジ、少しアーシー、レザー、少しハーブ、ピートもある。
スムーズな口当たり、やはり飲んでもオールドシェリー感が充実。加水と思われる。濃いジャムの甘さ、全体を引き締める程度の渋味。バランス良い。
【G/VG】
高貴とはいえないが良いオールドシェリーがあって良かった。バランスの良い加水ボトルでオフィシャルボトルやGMなどヴァッティングされたボトルと思われる。
予想
1960~70年代前半蒸留、80年代ボトリング
・ハイランドパーク(OB)
・グレンファークラス(GM)
・グレングラント(GM)
あとはマッカランも考えたがもう少し高貴な仕上がりになる気がする。
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
マッカラン MACALLAN 1974-1992 18yo OB 43%
イタリア向け
オフィシャルのマッカラン1974でした。
70年代のオフィシャルマッカランなんて、貴重なものを出題していただきました。
上記のとおりマッカランも候補には上がっていたのですが、少しマッカランにしてはシェリー感に高貴な印象がなく中盤から平坦な印象だったために外していました。
フェイクかもしれないと思いつつ開栓されたそうで、真贋を見極める参考にするべく出題されたそうですが、良く考えればマッカランでも70年代半ばの樽ならこういう感じになっても良い気がします。嫌味のないシェリー感で、恐らく本物でしょうね。
シルクプリントのオフィシャルハイランドパーク(70年代蒸留80年代詰め)に近い印象を持ちましたが、答えを聞いてよくよく考えるとそれならもうちょっとシェリー感は穏やかでしょうかね。
ヴァッティングのシェリー系加水オールドボトルというあたりは認識でき、テイスティング内容と予想の方向性としては結構納得できたサンプルでした。
#マッカラン (MACALLAN) #SBT