1983年蒸留、マネチョのモーレンジです。
グレンモーレンジ GLENMORANRIE 1983-2000 OB MANAGER'S CHOICE #5340 53.2%
ヴァニラ、リンゴジュース、桃、オレンジ、少し青草、濃い蜂蜜やフルーツキャンディの甘さ、リッチで厚めのボディ、余韻には木材を噛んだようなざらつくエグ味があるが悪い要素とは感じない。
【Very Good】
グレンモーレンジのオフィシャル、マネージャーズチョイス。シングルカスクの1983年蒸留です。
バーボン樽ですが、フレッシュさより熟した印象の強いフルーツ感が特徴的でした。
80年代はスコッチの暗黒時代とも言われており、多くの蒸留所で質を大きく落としている時期と言われています。
確かに80年代蒸留のスコッチシングルモルトでとても美味しいものと言われると、クライヌリッシュ1982など全くないとは言えませんが、かなり悩んでしまいます。
個人的な感覚ではありますが、蒸留された原酒もさることながら、特に良質な樽を感じるボトルが少ないように感じています。資金繰りが大変な時期だったと思われ、良質な樽を安定して確保することが難しかったのではないでしょうか。
このボトルは、そんな時代にもモーレンジがしっかりしたカスクマネージメントをして美味しい酒を作っていたんだなぁと感心してしまうボトルです。
#グレンモーレンジ (GLENMORANGIE)