5年ぶりに飲みましたが,やはりとてもフルーティでボディもあって良いです。
ボウモア BOWMORE 1990-2010 20yo DOUGLAS LAING Old Malt Cask for JIS "SPECIAL CASK STRENGTH" #6193 52.0%
香りは強くフルーティ、グァバ、パッションフルーツ、熟したグレープフルーツ、潮風、麦の主張あり、スモーク優位の強いピート。
飲むと香り同様の強いトロピカルフルーツと柑橘、果汁感のある甘味、ブリニー、麦の旨味、スモーク優位のピートもしっかり、長い余韻。
【Good/Very Good】
2010年にダグラスレインがOMCのカスクストレングスとしてJIS向けにボトリングしたボウモア1990,20年熟成です。
当時,JIS向けにこういう赤いビッグスタンプが押されているハイプルーフのOMCがいくつもボトリングされていたと記憶しています。
香りはのっけからトロピカルフルーツが炸裂しており,特にグァバやパッションフルーツ,そしてグレープフルーツといったボウモアらしいフルーツ感が非常に強く感じられました。
フルーツが突き抜けているため少し遅れ気味にはなりますが,麦感やアイラらしい強いピートの主張も出てきました。
飲んでも香り同様に強いフルーツが果汁感を伴って感じられ,下支えする麦感やピートもあって非常に美味でした。
ボウモアには突き抜けたフルーツがあって美味しいものが多く,フルーツが際立っていることでVGはつけにくいためG/VGに留めましたが,間違いなく美味しいボトルです。
このボトルがリリースされた2010年は,1993ボウモアが非常に話題になった年で,ドイツ系ボトラーを中心に1993のフルーティなものが次々にでてきた時期でした。
そんな中で飲んでも非常にフルーティで美味しかったので,当時1本自分でも買ったボトルでした。
いま改めて飲むと,非常にフルーティで話題になった1990-2012,21年熟成のヘルムズデールさん向けのOMCに近い香味のボトルだと思います。
こんなボトルが5年前には1万円ちょっとで,瞬殺というわけでもなく売られていたと思うと,90年代のアイラモルトの高騰ぶりのすごさを感じずにはいられませんね。
#ボウモア (BOWMORE)