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強引な旨さ:ボウモア1971 15年 セスタンテ

珍しく結構強引な旨さのボウモアです。

 

ボウモア BOWMORE 1971 15yo SESTANTE 59.1%

香りはややヒネのあるくぐもったシェリー、カラメル、焦がし麦、熟したプラムとアプリコット、干し葡萄。飲むと濃厚なシェリーとプラムの後で、らしいトロピカルフルーツとピート、甘みに対して渋みが結構強め、オフフレーバーを旨さが押し切っている感じ。

【Good/Very Good】

セスタンテのボウモア1971、15年熟成。
もうこのクレストラベルを見ただけでテンションが上がってしまいます。

残念ながらややヒネのあるボトルで、せっかくのオールドシェリーもくぐもった印象ですが、そこはボウモア1971。
当時のボウモアらしい独特の強いトロピカル感とピートの説得力で、旨いまま押し切られてしまいます。トロピカル感は、ダンカンテイラーあたりでよく感じられるグレープフルーツの綿やパッションフルーツといった華やかなイメージよりは、シェリーともあいまってトロピカルフルーツのジャムのような濃厚なものです。どちらかといえばオフィシャルボトルのトロピカルに近いでしょうか。
ハイプルーフでシェリー樽でピートもあり、各成分の主張が強く、繊細な印象はほとんどなく強い味わいでした。
おそらくは、これから時間が経つとオフフレーバーが抜けてシェリー感も開き、甘味渋味のバランスも良くなってくると思います。
無くなる前にもう一度飲むつもりでいます。

 

#ボウモア (BOWMORE)

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