こんなオールドは初めてでしたが,フェッターケアンはスペックに関わらず個性的でした。
フェッターケアン FETTERCAIAN OB 40%
70年代流通
香りはしっとりしたオールド感、オイル、バターピーナッツ、熟し過ぎたオレンジ、淡いレザー、リッチ、飲むと滑らかな口当たりからしっかりと広がる、トロリとした粘性あり、アプリコットジャム、蜂蜜も感じるコクのある甘味、ナッツ、オイリー、少しホコリっぽさとオールドピート、心地良い余韻。
【Good/Very Good】
70年代に流通していたという,フェッターケアンのオフィシャルボトル。ヴィンテージや年数表記はありません。
オールド感はしっかりとありましたが,フェッターケアンらしいオイリーさやナッティなニュアンス,ジャム系のフルーツ感や粘性を感じるテクスチャーなど,現行に近いボトルを飲んで認識していたハウススタイルがしっかりと感じられました。
それにオールドらしいこなれたニュアンスやレザー,淡いピートなども感じられて,未体験ボトルだったということもあってドキドキニヤニヤしながら飲みました。
VGと迷うくらいの美味しさだったのですが,惜しむらくはさすがに飲み頃を少し過ぎたようなボディの抜け感がそこそこ以上に感じられたことで,これは2回目に飲んだ時にはもっと顕著でした。
とはいえ自分にとってかなり美味しいモルトであることには疑う余地が無く,前述のとおり,昔から続くハウススタイルを認識できたボトルで,とても興味深かったです。
#フェッターケアン (FETTERCAIRN)