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最初気難しいスプリングバンク1967 32年 ケイデンヘッド チェアマンズストック

最高の飲み時の見極めが難しそうです。

 

スプリングバンク SPRINGBANK 1967-1999 32yo CADENHEAD'S Chairmans Stock 44.6%
one of 228 bottles, SHERRYWOOD

香りは最初硬いが時間とともにやや妖艶さと陶酔感を感じる、ベリージャム、ブドウ、うっすらピュアポットスチルのようなオイリーやトロピカルもある熟したフルーツ、カラメル、コーヒー、ウッディネスと木の渋み、飲むと柔らかい口当たり、甘味は最初硬く感じずらいが時間とともに広がってくる、ただし渋味で締められるためあまり長くは感じない、度数のせいか迫力はほどほど。

【Very Good】

ケイデンヘッド、チェアマンズストックからスプリングバンク1967。
32年と長熟の60年代バンクです。
開栓して数日してから時間を掛けて飲みましたが、まだ硬い印象で、香りは時間とともに素晴らしいものになりますが、飲むと特にシェリーカスクらしい甘味がなかなか出てこず渋味に押さえつけられている印象でした。

度数が低いわりにはやや近寄りにくい印象ですが、近寄りやすくなったときには低度数ゆえの緩さを感じそうで、非常に飲み頃が難しいモルトだと思いました。

大概のボトルは、開栓直後でもゆっくり時間をかければある程度しっかり味わえると思っていますが、スプリングバンクの長熟(特にシェリーカスク)だけはなかなか難しく、こういうものは本当にボトルで買ってゆっくり半年くらいかけて飲みたい気がします。

それから、ちょっとピュアポットスチルのアイリッシュのようなオイルとトロピカル感を感じ、これは以前に飲んだ長熟バンクがメインのブレンデッドにも感じた個性でした。
てっきり長熟グレーンの個性なのかと思っていたのですが、これを飲むとバンクの味だったのかもしれません。

#スプリングバンク (SPRINGBANK)

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