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ラフロイグ(Islay表記) 18年 ロッホローモンドディスティラリーセレクション 80年代流通

ちょっと軽いですが,70年代ラフロイグとしか思えない陶酔感でした。

 LAPHROAIG(Islay) 18yo LOCH LOMOND DISTILLERY MALT SELECTION

ラフロイグ LAPHROAIG(Islay) 18yo LOCH LOMOND DISTILLERY MALT SELECTION 40%
80年代流通

香りは強く華やか、妖艶さもある、凝縮したグレープフルーツとそのワタ、生ハムメロン、白い花、バニラ、穏やかなヨードのある強めのピート、うっとりする陶酔感、飲むとさらりとした口当たり、やや粉っぽく凝縮したグレープフルーツ、生ハムメロン、上品な甘味としっかりと酸味、ボディは軽め、フルーツと少し炭っぽいピートが残る心地良い余韻。

【Very Good】

ロッホローモンドディスティラリー社が80年代にボトリングした,アイラ表記の18年,ハーフボトルです。
蒸留所の表記は無いのですがラフロイグという噂で,飲んでみるともう間違いなくラフロイグだと思います。
ブレンデッドのスコシアロイヤルのために手に入れていた樽をボトリングしたものではないかということでした。

強く華やかな香り立ちで,70年代のラフロイグに感じるような強い凝縮感を伴うグレープフルーツとそのワタ,生ハムメロンといった要素が炸裂しており,らしいヨードも効いており妖艶で陶酔してしまうような香りでした。

飲んでみるとさらりとした口当たりからややあっさりとしたテクスチャーで,香りから期待する系統のフルーツがあり,ピートも伴って心地良い余韻へと繋がっていきました。

非常に好みの香味で,モロに好きなラフロイグなのですが,実はもっとあからさまに粉っぽく凝縮している方が良いなぁなんて思ってしまいました。
40%加水で恐らくはシングルカスクでしょうし,無い物ねだりなのはわかってるのですが,アンブレと同系統の香りだったので,同じような味わいを無意識に期待してしまったのです。
ちょうど家で飲んでいた80年代流通のアンブレ10年には,ヴァッティングで度数が3%高いこともあってか味わいにもう少しボディと凝縮感があったんですよね。

ラフロイグ愛ゆえに少々厳しめ評価になってしまいましたが,もちろん70年代ラフロイグの魅力が感じられるボトルであることに疑いの余地は無く,突き抜けたボトルでした。

 

#ラフロイグ (LAPHROAIG)

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