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グレンカウダー(グレンギリー) 1976 サマローリ 57%

やはり唯一無二の個性に思えます。

 

グレンカウダー Glen Cawdor (GLENGARIOCH) 1976 SAMAROLI 57%
80年代ボトリング, one of 960 bottles

香りは良いオールド感、腐りかけるほど熟したオレンジとリンゴ、くすんだホコリっぽさ、バニラ、チーズ、土っぽいピート、スモークとクレゾール、薄めた蜂蜜、飲むと舌にしみ込むようなテクスチャー、濃い麦の旨味、香り同様の熟しすぎたオレンジやリンゴの果実、タールと土っぽさのある強めのピート、強くはないが蜂蜜系の甘味、長い余韻。

【Very Good】

サマローリから80年代にボトリングされた,グレンカウダー1976,フルプルーフです。
スプリングバンクではないかと言われている1951や1964などと同様に,蒸留所の表記は無くグレンギリーではないかと言われているボトルです。

香りには全体を包むオールド感があり,ブローラを思い起こすような腐りかけたようなフルーツ感,アードベッグを思い起こすようなクレゾールっぽさ,そしてチーズと土っぽいピート感がしっかりと感じられました。
飲んでみても香り同様のフルーツやピートが感じられ,度数は高く熟成も長くはないはずですが刺々しさは無く,濃い麦の旨みや独特のピート感が舌にしみ込むようです。
余韻も独特の風味を保ったまま長く長く続きました。

上記のように他の蒸留所の個性と通じる部分はありますが,独特のピート感などどう飲んでみても総合的には70年代グレンギリーとしか思えない独特の個性を持った香味でした。

 

#グレンギリー (GLENGARIOCH)

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