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最近のリリース:クレイゲラキ1994 18年 ケイデンヘッド スモールバッチ

非常に良いヴァッティングでかなり気に入りました。

 

クレイゲラキ CRAIGELLACHIE 1994-2013 18yo CADENHEAD'S SMALL BATCH 54.4%
one of 432 bottles, Bourbon & Sherry Hogsheads

香りはプラム、イチゴジャム、シナモンのかかったアップルパイ、バニラ、アプリコット、蜂蜜、しっかり麦感、飲むと強めの口当たり、ベリージャムやプラムの甘味としっかり麦の旨味、少し木のエグ味、スパイシーで長い余韻。

【Very Good】

ケイデンヘッド、スモールバッチシリーズからのクレイゲラキ1994、18年熟成。
バーボンとシェリーのホグスヘッドの、おそらく1樽ずつのヴァッティングです。
今出ているセカンドリリースではなくファーストリリースのうちの1本で、前回のリリース時に有楽町には入ってこなかったため、私が持ち込んで最近開けてもらったものです。飲んだ人の評判が良かったので、飲んでみたかったんですよね。

さてそうまでして開けてもらったボトル、肝心の中身ですが、かなり良いです。
シェリーカスクとバーボンカスクの要素がともにしっかりと感じられ融合しています。香りからシェリーカスク由来と考えられる熟したフルーツ感とリッチなニュアンスと、バーボンカスクのバニラや蜂蜜のようなニュアンスが共存し、飲んでも同様の一体感を感じます。甘味に関してもシェリーのフルーツとバーボンの蜂蜜が両方感じられました。熟成がそこまで長くないがゆえの麦の旨みもフルーツ感とのバランスが取れており、未熟な感じは全くありません。
非常に完成度の高いモルトで、持ち込まず家で全部独り占めしちゃえば良かったとちょっとだけ思いました。(笑)

そして今回強く思ったのは、シェリーの深みはそれほどないのですが、同様にシェリーとバーボンのヴァッティングで作られたスモールバッチのバルヴェニーTUN1401に似ているということです。
TUNはてっきりオールドシェリーカスクと最近のバーボン系カスクのヴァッティングかと思っていましたが、良く考えると最近のシェリーカスクも入っているのかもしれません。
こういうヴァッティングには今後も期待したいところです。
 

#クレイゲラキ (CRAIGELLACHIE)

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