このサルファリーはこれからどうなるでしょうか。
スプリングバンク SPRINGBANK 2007-2015 7yo OB? LOCAL BARLEY #156 57.1%
First Fill Sherry Butt
香りは強く良いシェリー、ベリージャム、ビターチョコレートがけのオレンジ、熟したプラム、黒糖、ほどよいウッディネス、焦がした麦、ハーブ、ミーティ、飲むとねっとりとしたテクスチャー、徐々にヒリヒリと刺激、キャラメリゼしたナッツ、アプリコットジャムやマーマレード、非常に強いがベタッとした平坦な甘味、深みをだすほどよい渋味、素朴で強い麦感、ミーティで硫黄も感じるサルファリー、厚みがありリッチ、甘く長い余韻。
【Good/Very Good】
今年のキャンベルタウンフェスティバルのオープンデーに発売され,ケイデンショップで購入できたスプリングバンク2007,7年熟成のローカルバーレイ,今回2種類が同時に開き,こちらはファーストフィルのシェリーバットです。
前回紹介したバーボンバレルのものに比べると,樽(シェリー)の影響を強く感じるタイプで,やや硫黄などのサルファリーな要素もしっかりと感じてしまいましたが,その奥から麦感も負けずに主張してきていたのが印象的でした。
この系統のサルファリーは,瓶内変化を経て抜けながら複雑さを増してくる印象があり,それに伴って現時点ではベタッとした平坦な強い甘味も,深みのある甘味へと変化していくような予感がしています。
麦感はこなれつつもしっかりと残り,それを含めて一体感のある美味しいシェリー系のモルトになってくれるのではないかと期待します。
#スプリングバンク (SPRINGBANK)