モルト仲間のnaoskprsさんと以前から定期的にやっている「プチSBT」ですが、今回は3種類が届きました。
※写真を撮り忘れたため、ひと舐め分しか残ってない小瓶ですみません。。。
A~Cの3種類をテイスティングさせていただきました。
まずはAです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・プチSBT 4月 from naoskprs サンプル:A
香りはカスタード、バニラ、リンゴやグレープフルーツ、植物感あり、白ブドウ、乾いた麦、薄くトロピカル要素、やわらかいピート、ナッツ、クリームや蜜の甘い香り。
飲むとヒリヒリとスパイシー、植物感とかすかなエグ味、バニラ、ワックス、うっすら桃、結構クリーミー、フルーツケーキ、蜂蜜や杏仁豆腐の甘さ、後半にピートあり。
【G/VG】
構成成分が多彩でクリーミーな甘味も強くかなり美味しいモルトで、VGにするか迷いました。
蜂蜜やナッツ、植物感とピートなどからはハイランドパーク70年代、蜜っぽさとワックスのニュアンスを重視するとクライヌリッシュ80年代、結構強めに感じたクリーミーさからは最近のグレンタレット1977やグレングラッサの70年代。
これらを考えてしぼっていきました。
あとは植物とエグ味からはブナハーブンも考えましたが、飲み進めるうちにあまり気にならなくなり除外しました。
予想
1、クライヌリッシュ80年代年
2、ハイランドパーク70年代
3、グレンタレット70年代
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
クライヌリッシュ CLYNELISH 1989-2011 22yo THREE RIVERS #3840 51.6%
one of 240 bottles, refill bourbon hogshead
スリーリバーズさんのクライヌリッシュ1989でした。
クライヌリッシュは、1972や1982あたりの典型的なやつだと1択予想できるくらいわかりやすいですが、このくらいのヴィンテージだとなかなか悩ましいですね。
らしさだけが全面にでた典型的なものではありませんでしたが、独特の蜜っぽさやワックスが感じられ、クリーミーさや最後のピートの印象もクライヌリッシュに矛盾しない方向性だったので80年代クライヌリッシュ予想としましたが、当たって良かったです。
82あたりでたまに出てくる典型的なクライヌリッシュのニュアンスよりもう少し若さや植物感やスパイシーさも感じられたためもう少し若い80年代半ばくらいのヴィンテージかなと思っていましたが、終盤の89でした。
やはりクライヌリッシュには年代を問わず個性があり美味しいものが多いですね。
#クライヌリッシュ (CLYNELISH) #SBT