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プチSBT from naoskprs サンプルA

以前にも記事にしましたが、モルト仲間のnaoskprsさんと2人で、たまにざっくりとしたSBT形式で小瓶のやりとりでブラインドテイスティングをやっています。
私たちの間では「プチSBT」と呼んでいます。

今回の小瓶は4本。A~Dがありました。

 

まずはAです。

(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)

・プチSBT:A

華やかな香り、洋ナシ、桃、バニラ、熟したリンゴ、トロピカル感もあり、しっかり紅茶、フルーツ感は多彩でフルーツケーキのよう、優しい麦感がうっすら、奥にピート、心地良い樽のウッディネスあり。
飲むとやわらかでスムーズな口当たりだが広がりがあり薄くない。グレープフルーツ、洋ナシ、メロン、香りの印象より意外と古いピートが主張する。濃いが上品さを保った甘味、心地良い、わりと陶酔感。
 
【VG】
 
香りは最近のエージェンシーなどドイツ系やダンカンテイラーなどにありそうな華やかなフルーツ感だが飲むとオールドピートに近いニュアンスがあるのが不思議。
 
予想
・スプリングバンク1970年代
・ボウモア1970年代
・グレングラント1970年代
他はドイツ系のキャパドニックやマクダフなどを考えた。
 
 
 
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。

正解は・・・、

ベンリアック BNERIACH 1969 12yo GM CONNOISSEURS CHOICE 40%

いわゆるブラウンコニッサーズのベンリアック1969。
結果的に今回はトロピカル感がキーだったようで、わりとナチュラルでボウモア系のトロピカル感が構成成分の中に感じられたため、オールドピート感も踏まえてボウモア70年代を予想に入れたのでしたが、ベンリアックでしたね。
今さらですが、自分の手書きのテイスティングノートのコメントの中にはベンリアックも一応候補に入ってました。ベンリアックにはもう少しトロピカル感にケミカルな印象を感じることが多いために最終的に外したのですが、この古いベンリアックにはケミカルさはありませんでしたね。

香りの段階ではドイツ系のグラントやキャパドニックの1972と共通点を感じるフルーツ感でしたが、飲むとオールド感があり不思議な印象のボトルでしたが、正解を聞いて納得でした。

ブラウンコニッサーズは加水でしかもボトリングからかなり経っていることもありコンディションの良くないものが多い印象でしたが、本当に良い状態でした。

#ベンリアック (BENRIACH) #SBT

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