モルト仲間の大島さんと以前から定期的にやっているプチSBTですが,次はBです。
(以下はブラインドでテイスティングした内容です。)
・プチSBT from 大島さん SAMPLE B
香りはパイナップル,樹液,オイル,アプリコットジャム,良いモルティ,クリーム,リッチで長熟感もある,強めの焦がし麦,ウッディネスは強め。
飲むと刺激はほどほど,芳醇,パイナップルや桃など熟したフルーツ,アプリコットジャム,樹液,ジャム系の甘味と良いタンニン,ミント,リッチで良いフィニッシュ,麦の旨みもある,全体を包むシェリーのニュアンス,奥に淡いピート。
【Good/Very Good】
古くはダンカンテイラー,最近だとエージェンシーなどドイツ系の長熟ボトルにしばしばあるようなトロピカル感も含んだフルーツ感が前面に出ている。
近い印象ものは,ドイツ系ボトラーのグレングラントやキャパドニックの1972ヴィンテージのものだった。
50%前後,1970年代前半蒸留で近年詰め,リフィルシェリーカスク,40年熟成。
・予想
1、グレングラント
2、キャパドニック
3、ロングモーン
あとはベンリアックも考えた。
以上のようなテイスティングと予想で回答メールをお送りしました。
正解は・・・、
キャパドニック 1972-2011 39yo MALTBARN 55.6%
one of 73 bottles,Ex-sherry butt
ドイツのボトラーであるモルトバーンから2011年にリリースされた,キャパドニック1972でした。
偶然ですが以前にあだもさんからのブラインドでも出されたボトルでしたね。
この辺のボトラー・ヴィンテージのグラントとキャパドニックの姉妹蒸留所の区別は自分にとって難しいことが多いですが,まぁだいたい予想通りのボトルでした。
前回に比べるとよりフルーティに感じましたね。美味しかったです。
ドイツ系ボトラーやダンカンテイラーから,とてもよく似た味わいのものが連発されたキャパドニック1972でしたが,めっきりでてこなくなりました。
このあたりのボトラーものは同一スペックのボトルが一時期にたくさん出てバタリと出なくなることが多かったですが,キャパ1972はその典型例のひとつですね。
#キャパドニック (CAPERDONICH) #SBT