近年詰めのカリラの中でも重厚で複雑で,突出した出来だと思います。
カリラ CAOL ILA 1982-2009 BBR for La Maison du Whisky #6502 58.4%
香りは凝縮した柑橘、マーマレード、少しタールも感じる重く強いピート、淡い塩素や金属、ナフタリン、麦感もしっとりとした湿度と丸みがあり強め、飲むと滑らかな口当たりから芳醇に広がる、凝縮した柑橘、噛みごたえのあるテクスチャー、ジャムの甘味、魚介ダシの旨味に麦の旨味もある、やや土っぽい、重めでタールもあるピートも強い、重厚、リッチ、長い余韻。
【Very Good】
BBRが2009年にフランスのメゾンドウイスキー向けにボトリングしたカリラ1982です。
香りからは凝縮した柑橘系のフルーティに,タールっぽさもある重厚なピート,穏やかでしっとりとした麦感,そしてちょっとアードベッグを思わせるような塩素や金属が感じられました。
飲んでみると芳醇な広がりがあり,凝縮感も素晴らしく噛み応えのあるテクスチャーがありました。タールを伴い迫力のあるピートの主張も十分です。
濃い甘味があり,アイラらしい魚介ダシの旨味と麦の旨みが混在するような旨さもあって唸ってしまいました。
自分が偉大なアイラモルトに共通して感じることの多いアーシーなニュアンスもあり,リッチで重厚なまま長い余韻が続きました。
発売当時に購入して,自宅で美味しく2本くらい飲んだ記憶がありますが,今回久しぶりに飲んで,瓶熟の影響かボトルでお付き合いした記憶以上に美味しく感じました。
#カリラ (CAOL ILA)