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グレンカウダー 1964-1983 サマローリ

何度飲んでも素晴らしいベリー感です。

 

Glen Cawdor 1964-1983 samaroli 43%
one of 360 bottles

香りは素晴らしいオールドシェリー、強いベリージャム、ブドウ果汁、ウッディネスも強い、レーズンなどドライフルーツ、コーヒーリキュール、クローブ、リッチ、うっすら土とピート、香りはどんどん湧いてくる、艶がある、飲むとベルベットのような口当たりから芳醇に広がる、濃厚だが果汁感や上品さもある甘味、塩気もある、心地良い渋味、長い余韻。

【Very Good/Excellent】

サマローリのグレンカウダー1964-1983、蒸留所の表記はありませんがしばしばスプリングバンクと言われているボトルです。
以前記事にしたこともあるボトルで、その際はスプリングバンクとして紹介してしまいましたが、ここにきて私の周囲でオードなのではないかという話もでているため、今回は蒸留所不明ということで紹介します。

ただし、何度テイスティングしてみても昔のベリー全開なスプリングバンクという感じで、テイスティングノートも前回と似通っていました。

オードには、樽を供給していたと思われるケイデンヘッドからの同じヴィンテージのリリースが無く、そもそもこんなバリシェリーのオードというのも飲んだことがありません。
本当だとしたら驚愕ですが、にわかには信じられません。ただ、サマローリ氏本人がおっしゃっていたという話なので、オードなんでしょうかね。。。
サマローリ氏の記録もしくは記憶に基づいているのだと思いますが、噂によるとサマローリ氏は良くも悪くもアバウトな方ということですから、本当に信憑性があるのかは疑問だったりもします。

さて、今回は同じボトルの紹介をしてみましたが、たまにこうやって同じボトルのテイスティングノートを見比べると、自分にブレがあるかどうかがわかりますね。
今回はそれほどブレの無い内容でしたが、ものによっては全然違うこともあり、その時々で拾いがちなフレーバーがあったりするのに気づかされたりします。
最近は、良いシェリーカスクに果汁を感じることが多い気がします。
テイスターとして評価する上でのバランス的にはどうかとも思いますが、苦手な要素を多く拾うクセよりは、こういう好きな要素を拾いがちな方がドリンカーとしては幸せですね。

 

#蒸留所不明 #考えたこと

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