しっかりした個性に加えてエージェンシーらしさも見え隠れしました。
フェッターケアン FETTERCAIRN 1975 33yo Scotch Malt Sales The TASTER #2314 58.5%
one of 120 bottles
香りはバターで炒めたナッツ、キャラメル、濃く煮出した紅茶、熟したオレンジ、レーズン、バニラ、良いウッディネス、リッチ、飲んでも非常にオイリーでバターとナッツが強い、少しトロピカル要素を含む煮詰めたフルーツ感、濃いカラメルソースの甘味と味を深めるウッディネスとタンニン。独特の油っこい旨味が非常に濃く長い余韻。
【Very Good】
スコッチモルト販売さんのザ・テイスターシリーズからフェッターケアン1975。33年熟成。
これはエージェンシーのボトリングで、テイスターもエージェンシーのカーステンさんと記載されています。そういえば、このシリーズずいぶん出ていませんが、もうやらないのでしょうか。
フェッターケアン1975は、ダグラスレイン、エージェンシー、そしてこのボトルと、次々とリリースされましたが急に出てこなくなりました。
どれもフェッターケアンらしい独特のオイリーな個性が共通して感じられましたが、このボトルはオイリーな中にも少し洗練された印象もあり、若干ですがトロピカル感も感じられたのが印象的でした。
揺るがない個性の中に、ちょっとだけドイツっぽさが感じられたのでした。
フェッターケアン、あまり高くなかったダグラスレインの1975なんかは、しばらく売っていましたしもっと買っておけばよかったです。
私がお寿司のアナゴっぽい印象を持つモルトで、以前記事にしましたが、今回も同様にアナゴっぽく終盤にいただきました。
こってりしていてかなり美味しかったです。
#フェッターケアン (FETTERCAIRN)