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キルホーマン 2008-2013 5年 オフィシャル “100%アイラ シングルカスク” #402/2008

瓶内変化のためか,以前のイメージより美味しく仕上がっている印象でした。

キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB "100% ISLAY SINGLE CASK" #402/2008 キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB "100% ISLAY SINGLE CASK" #402/2008

キルホーマン KILCHOMAN 2008-2013 5yo OB "100% ISLAY SINGLE CASK" #402/2008 61%
Bourbon Cask

香りはシトラス、青りんご、若々しいが強い麦感と若葉のグラッシー、バニラ、シナモン、根菜、鋭く強いピート、飲んでも刺激的、フレッシュシトラス、淡い桃感、淡い蜂蜜の様な甘味と柑橘の酸味、しっかりとブリニー、強い麦の旨味、バニラ、潮風、スモークの効いた強く鋭いピート。

【Good/Very Good】

キルホーマンが2013年にボトリングした,"100%アイラ シングルカスク"です。
2008年蒸留の5年熟成で,バーボンのシングルカスクです。
このシリーズはすべての製造工程をアイラ島で行っており,原料の麦芽も20ppmのミディアムピーテッドを使用しています。

香りはフレッシュで,シトラスや青リンゴ,若葉などと共に,若さを感じる強い麦感や根菜が感じられます。また,ミディアムピーテッドにしては結構しっかりとピーティでした。

飲んでみるとハイプルーフらしい刺激があり,香り同様にフレッシュです。甘味は取ってつけたようなところが無く穏やかであり,それに比べてブリニーさはわりとしっかりでした。
若いモルトらしい麦の旨味もしっかりと感じられ,やはり20ppmにしてはずいぶんと強いピートが鋭く主張してきました。
ちょっと桃の天然水のようなニュアンスが飲んだ時に感じられ,これはボトリング直後にはなかった要素ではないかと思いました。

この時期のキルホーマンのニューリリースに唸らされた記憶は全くありませんが,今回改めて飲んでみて期待以上に美味しかったです。
最初は未熟感にマスクされていた部分が開栓後もしくは未開栓での瓶内変化後に徐々に出てきて,より美味しく飲めるようになってきているのだと思います。

今思うと,キルホーマンは数年前に飲んでまだ未熟だなと思ったものも,開栓後に時間が経ってからまたじっくり飲んでいたら,もっと早く評価できるボトルもあったのかもしれません。

 

#キルホーマン (KILCHOMAN)

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