なんとなく過渡期のラフロイグという印象です。
ラフロイグ LAPHROAIG 1986-2009 23yo THE WHISKY AGENCY THE PERFECT DRAM 60.9%
one of 166 bottles
香りはやわらかなヨードとしっかりしたピート、グレープフルーツ、プラム、カスタードクリーム、紅茶、麦も主張、飲むと熟した柑橘、プラムジャムとべっこうあめの甘味、後半はやや強めのスパイシー、オイル、ピートとボディの迫力あり。
【Good/Very Good】
ウイスキーエージェンシーがパーフェクトドラムとして2009年にボトリングしたラフロイグ1986、23年熟成。
80年代半ばの蒸留ですが、80年代前半にしばしばある劇的にフルーティで粉っぽい凝縮感のあるボトルというわけではありませんでした。80年代後半になるとこういうボトルが多くなるイメージで、このボトルあたりのヴィンテージは過渡期なのでしょうか。
熟成がやや長めなためか、度数のわりにはピートやアルコール感のアタックは強すぎず、カスタードクリームの様なまろやかさも感じられました。まったりとした甘味があり、後半からはハイプルーフらしいスパイシーも感じ、アイラモルトらしい迫力も十分に残しています。
エージェンシーはボウモア以外のピーティ系モルトの樽選びがあまり得意じゃないのではないかなどと言った話も聞きますが、安心して飲めるラフロイグでした。
#ラフロイグ (LAPHROAIG)