長熟らしいフルーティが印象的でした。
グレンエルギン GLENELGIN 1975 37yo 42.1%
SAPPORO, THE BOW BAR & SATSUMA, KINKO friendship bottling
one of 95 bottles, BOURBON BARREL
エステリーな熟成感が強い、オレンジリキュール、洋ナシ、バニラ、奥からクリーム、少し樹液と井草の植物感、麦感は柔らか、滑らかな口当たりからじわじわと広がる、オレンジクリーム、白ワイン、フルーツケーキ、しつこさのない和三盆のような上品な甘味、度数のわりにしっかりした味わい。
【Very Good】
札幌のTHE BOW BARさんと薩摩のKINKOさんのフレンドシップボトルとしてリリースされたグレンエルギン1975、37年の長熟です。
長熟らしいエステリーなフルーツ感が印象的で、一時期エージェンシーあたりからよく出てきたドイツ系のバーボンカスク長熟ものに近いものを感じました。
フルーツ感に淡い麦感があいまってフルーツケーキのような印象でもあり、さらりとした上品な甘味も良かったです。
そして42.1%という、ともすると枯れているのではないかという低いアルコール度数でありながら、滑らかな口当たりからの広がりがあり、しっかりした味わいだったのが好印象でした。
ちょっと高額かなとも思ったのですが、70年代は最近軒並み高額化しており、KINKOさんのベンリアック1976の値付けなどからも察するに、もともとの仕入れ値がかなり高い樽なのだと思います。
#グレンエルギン (GLENELGIN)