レモンハートに出てくるボトルの後継ボトル,今回も過熟感なくなかなかでした。
グレングラント GLENGRANT 38yo GM Distillery Labels 40%
80年代流通
香りは良いオールド感、アプリコットジャム、プラム、オレンジティー、穏やかな麦、淡いオールドピート、飲むと滑らかな口当たり、薄めたアプリコットジャムの甘味、柔らかでキツさのないウッディネス、少しだけエグ味も感じるが引っ掛かりの少ない余韻。
【Good/Very Good】
80年代に流通していたGMのグレングラント38年です。
漫画「レモンハート」に出てくるプルーフ表記のグラント38年が有名ですが,これはその後継ボトルと言えるでしょうか。
ヴァッティングと思われますが,リフィルシェリーカスクがメインでしょうか,香りからは穏やかですが多彩なフルーツ感と麦感が熟成感を伴って広がりました。
奥の方にはもしかすると40年代蒸留かもしれないスペックから期待するようなオールドピートのニュアンスが,淡く感じられました。
飲んでも熟成感がありますが過熟感はほとんど感じられず,加水ということもあってかバランスの良い味わいでした。
このラベルにもきっといろんなバッチがあるのでしょうが,同時期のグラントの中でもこれはシェリーの強くない穏やかなバランスタイプのボトルでした。
そして実はこの記事を書き終えてから思い出しましたので書き足しますが,実は2年前にもこのボトルはご紹介してました。
概ね同じようなテイスティングノートと評価でしたので,なんとなくホッとしました。(笑)
#グレングラント (GLENGRANT)